午前7時過ぎ、その熱い戦いは、突然始まった。
塩田さん父子の初船釣り。
そのドラマの主役は、塩田さんの高校2年生の息子さんの塩田寛明さん。
西風で多少揺れる船の上で、父親の教え通り仕掛けを操っていた。
着底を取って、早巻きでしかけを2、3回巻き上げし、アタリがなければ直ぐに着底を取り直す。
ポイントについての1流し目、寛明さんの竿が何かに引っ張られた。

寛明さんと針掛かりした“大物”との戦いが始まった。
傍では、お兄さんの塩田義和さんも、声援を送っている。
ヘルプには、父親の塩田隆英さんが付いている。
「寛明、竿は此処を握れ」
「慌てるな、ゆっくり巻き上げろ」
要所要所で、的確なお父さんからの指示、弟以上に熱い気持ちで声援を送るお兄さん。

なんとか、釣り上げて欲しい物だ。
巻き上げては、大物に走られる。
ドラッグ音が船中に鳴り響く。
大物が、船底に潜り込もうとしている。
「竿を前に出せ!」
お兄さんからの素早い指示。
寛明さんも必死にラインを巻き取っている。
「見えた!鰤だ!」
海中に、大きな鰤の姿が見える。
寛明さんが、最後の力を振り絞って、鰤を海面に浮かす。
一発でタモ入れ成功。
「やったー!」「おおーでかい」「寛君やったね!」
父と子で祝福のハイタッチ。

7キロの立派な鰤。
釣り上げた喜びと興奮で、寛明さんの足が震えている。
お父さんもお兄さんも、とても嬉しそうで笑顔一杯だ。
船中が大いに盛り上がる。
うっすらとだが、お日様も顔を見せてくれた。

お兄さんの義和さんも、負ける物かと竿を握る手に力が入る。

お父さんも負けていられないと、気合いが入る。
そのお父さんにアタリが来た。

上がってきたのは、2キロはありそうなヒラメ。
「おおっ、ヒラメが来た。これは嬉しい」

正月を迎えるにふさわしい、鰤とヒラメ。

1キロ近くありそうなウッカリカサゴも来た。
楽しいことが続くと、時間が過ぎるのは早いものだ。
帰港する船の中で塩田さんから、今夜の家族食事会の話を聞かせていただいた。
今夜の家族での食卓に、数々の魚が並び、楽しい食事会になることだろう。
笑顔に溢れて、車に乗った。
塩田さん父子の初船釣り。
そのドラマの主役は、塩田さんの高校2年生の息子さんの塩田寛明さん。
西風で多少揺れる船の上で、父親の教え通り仕掛けを操っていた。
着底を取って、早巻きでしかけを2、3回巻き上げし、アタリがなければ直ぐに着底を取り直す。
ポイントについての1流し目、寛明さんの竿が何かに引っ張られた。

寛明さんと針掛かりした“大物”との戦いが始まった。
傍では、お兄さんの塩田義和さんも、声援を送っている。
ヘルプには、父親の塩田隆英さんが付いている。
「寛明、竿は此処を握れ」
「慌てるな、ゆっくり巻き上げろ」
要所要所で、的確なお父さんからの指示、弟以上に熱い気持ちで声援を送るお兄さん。

なんとか、釣り上げて欲しい物だ。
巻き上げては、大物に走られる。
ドラッグ音が船中に鳴り響く。
大物が、船底に潜り込もうとしている。
「竿を前に出せ!」
お兄さんからの素早い指示。
寛明さんも必死にラインを巻き取っている。
「見えた!鰤だ!」
海中に、大きな鰤の姿が見える。
寛明さんが、最後の力を振り絞って、鰤を海面に浮かす。
一発でタモ入れ成功。
「やったー!」「おおーでかい」「寛君やったね!」
父と子で祝福のハイタッチ。

7キロの立派な鰤。
釣り上げた喜びと興奮で、寛明さんの足が震えている。
お父さんもお兄さんも、とても嬉しそうで笑顔一杯だ。
船中が大いに盛り上がる。
うっすらとだが、お日様も顔を見せてくれた。

お兄さんの義和さんも、負ける物かと竿を握る手に力が入る。

お父さんも負けていられないと、気合いが入る。
そのお父さんにアタリが来た。

上がってきたのは、2キロはありそうなヒラメ。
「おおっ、ヒラメが来た。これは嬉しい」

正月を迎えるにふさわしい、鰤とヒラメ。

1キロ近くありそうなウッカリカサゴも来た。
楽しいことが続くと、時間が過ぎるのは早いものだ。
帰港する船の中で塩田さんから、今夜の家族食事会の話を聞かせていただいた。
今夜の家族での食卓に、数々の魚が並び、楽しい食事会になることだろう。
笑顔に溢れて、車に乗った。