実を見ることなく夏越しできなかったゴゼンタチバナ、そのリベンジの対象として選んだのが北の大地のY園芸で育成された「エゾゴゼンタチバナ」であった。
武蔵国の気候がお気に召したのか、ご覧の通り、花開いてきた。
いや、いやいや、花びらに見えるのは総苞片であるというから、まだ花開いたという訳には行くまい。花というのはその総苞片にガードされた黒い部分、この小さな粒々の集合体こそが花なのであるから。
という訳で、ゴゼンタチバナの開花宣言は持ち越しということかな。
花やつぼみが擬態している! そうとしか思えないほど、葉にとけ込んでいるように見える。
ちょっと変わったクリスマスローズ、アーグチフォリウス・スターダストの開花である。
まだ、いくつものつぼみがその時を待っている。「見事だね!」というよりかは、「面白いね!」という方が的を射ているのかな。
とんだ奇禍に遭ってしまった白花ホトトギスだが、あれから三日が過ぎた。
いや、いや、たった三日というべきなのだろう、驚くほどの回復力、修正力をまざまざと見せてくれている。
信濃国の育苗家から旅を共にしてきたキバナホトトギスも、そして玉川ホトトギスさえ、負けてなるかと芽を出し始めた。
いまはビニールを外したビニ温の最上段で、防鳥ネットに囲まれてのうのうと暮らしている。
晩春からは日陰の涼しい場所がいいというから、南側とは言え遮光ネットも張ってあるので、今年もきっと素敵な花を見せてくれることだろう。
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