◆自由な投句箱/花冠発行所◆

主宰:高橋正子・管理:高橋句美子・西村友宏

●デイリー句会投句箱/9月7日~12日●

2015-09-12 13:56:39 | Weblog

※当季雑詠3句(秋の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。
※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
主宰:高橋正子・管理:高橋信之

◆俳句添削教室◆
http://www.21style.jp/bbs/kakan02/
◆俳句日記/高橋正子◆
http://blog.goo.ne.jp/kakan02
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今日の秀句/9月7日~12日

2015-09-12 12:51:41 | Weblog

[9月11日]
★天高し飛機滑走路を離れたり/河野啓一
滑走路を離れ飛行機が晴れた空へを飛び立つ。青く高く晴れた空へ、飛行機と共に飛んで行きたいような晴れやかな気持。(高橋正子)

[9月10日]
★雨上がり玲瓏として草ひばり/小口泰與★★★★
草ひばりはフィリリリと鳴いて、鈴を振るような声とされる。塵が洗われた雨上がりは、特に秋気が澄み、小さな草ひばりの声も「玲瓏」と感じられる。(高橋正子)

[9月9日]
駄菓子屋の軒先き深し秋澄めり/福田ひろし
軒が深く、レトロな看板も昔のままであるような駄菓子屋のたたずまい。その駄菓子屋がくっきりと印象づけられるのも、空気が澄んできたせい。「秋澄む」ころは郷愁も湧く。(高橋正子)

★瀬戸内を大きく跨ぎ秋の虹/高橋秀之
瀬戸内の海を大きく跨いで架かる虹が、大きな夢を見させてくれる。大きな虹の弧をくぐって、晴れ晴れとした世界へゆきたいような気持になる。(高橋正子)

[9月8日]
 剣山登山
★竜胆やつるぎの霧にまぎれつつ/多田有花
登山の道で竜胆に出会えたのは、実にうれしいもの。私が来るのを咲いて待っていてくれたかのように思える。高山の霧にまぎれながら咲く竜胆が美しく可憐。(高橋正子)

[9月7日]
★山峡の湖青からむ鬼やんま/小口泰與
補虫網を手にし、蜻蛉や鬼やんまを追いかけていた少年の頃を懐かしく思う。少年にとっては、父母がいて、家族があって、世の中が平和で、幸せであった。(高橋信之)
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9月7日~12日

2015-09-12 12:46:35 | Weblog


9月12日(2名)
●小口泰與
曼殊沙華はや彼岸花まんじゅさげ★★★
竹春や牧の子馬の脚の丈★★★
料理待つその間も酒と新生姜★★★★

●桑本栄太郎
青空の底抜けにけり野分去る
(添削)野分去り青空の底抜けるほど★★★★
芸大の垣根につづく葛の谷★★★
パソコンの機嫌斜めや夜半の秋★★★

9月11日(3名)

●小口泰與
白塗りの稚児の泣き顔秋祭★★★
三日月の刃の如し忠治の温泉(ゆ)★★★
月白や小諸の宿の鯉料理★★★★

●河野啓一
天高し飛機滑走路を離れたり★★★★
滑走路を離れ飛行機が晴れた空へを飛び立つ。青く高く晴れた空へ、飛行機と共に飛んで行きたいような晴れやかな気持。(高橋正子)

花カンナ芝生抽んで背比べ★★★
大口を開けて人形胡桃割る★★★

●桑本栄太郎
朝冷えや想いめぐらす旅の空★★★★
身に沁むや病院バスの演歌聞く★★★
鬼怒川の憤怒なりしや秋出★★★水

9月10日(3名)

●小口泰與
雨上がり玲瓏として草ひばり★★★★
草ひばりはフィリリリと鳴いて、鈴を振るような声とされる。塵が洗われた雨上がりは、特に秋気が澄み、小さな草ひばりの声も「玲瓏」と感じられる。(高橋正子)

上州の風と育つや秋キャベツ★★★
風の中リフトの下の藤袴★★★

●河野啓一
干されたるするめ烏賊かな日に映えて★★★★
露草のつゆの雫や日を返し★★★
秋めくや茅で葺かれし鄙の里★★★

●高橋秀之
飲み会を終えて帰りの秋の空★★★
秋の夜の始発駅で待つ列車★★★★
秋の夜の夫婦の会話のすれ違い★★★

9月9日(6名)

●小口泰與
竜胆や鴉の声の高かりし★★★★
夕ぐれの雨の竜胆杣の宿★★★
我が髪膚病も無しや色葉散る★★★

●河野啓一
さわさわと野道たどれば女郎花★★★★
秋の道逍遥すれば合歓の花★★★
秋台風通り抜けたり静寂に★★★

●福田ひろし
駄菓子屋の軒先き深し秋澄めり★★★★
軒が深く、レトロな看板も昔のままであるような駄菓子屋のたたずまい。その駄菓子屋がくっきりと印象づけられるのも、空気が澄んできたせい。「秋澄む」ころは郷愁も湧く。(高橋正子)

秋遍路かなた備前か備中か★★★
秋めきて麒麟のような雲流る★★★

●桑本栄太郎
秋雨や飛沫とび去る阪急線★★★
鬼灯の鉢飾りたる町家かな★★★★
秋雨の祇園の路地へ異邦人★★★

●小川和子
雲奔る蒼穹に立つ秋の虹★★★
秋の虹薄れわが街茜さす★★★
新秋刀魚きらり光るを焼き上ぐる★★★★

●高橋秀之
ただいまの声より前に梨あるよ★★★
台風が過ぎて大空星多し★★★

瀬戸内を大きく跨いで秋の虹
(添削)瀬戸内を大きく跨ぎ秋の虹★★★★
瀬戸内の海を大きく跨いで架かる虹が、大きな夢を見させてくれる。大きな虹の弧をくぐって、晴れ晴れとした世界へゆきたいような気持になる。(高橋正子)

9月8日(5名)

●谷口博望
花薄瀬戸の島々見晴るかし★★★★
曼珠沙華こうのとりとの交信中★★★
秋めくや瓔珞の如梧桐の実★★★

●小口泰與
すすき野のすすき揺るがす入日かな★★★
馬追や朝日煌煌田を照らす★★★★
下り簗こちら見ている禽三羽★★★

●河野啓一
物産展阿波のすだちは小箱入り★★★
夕まぐれグランドの隅ちちろ鳴く★★★
秋場所の近きや隅田のふれ太鼓★★★★

●桑本栄太郎
秋雨の銀杏色づく梢かな★★★
鬼やんま見透かすように眼の遇いぬ★★★
赤とんぼ風の行方を報せけり★★★★

●多田有花
九月来る昼の驟雨に迎えられ★★★
秋の陽が差し込む森や蝉の声★★★
剣山登山
竜胆やつるぎの霧にまぎれつつ★★★★
登山の道で竜胆に出会えたのは、実にうれしいもの。私が来るのを咲いて待っていてくれたかのように思える。高山の霧にまぎれながら咲く竜胆が美しく可憐。(高橋正子)


9月7日(3名)

●小口泰與
名山の山巓見えず薄見ゆ★★★
山峡の湖青からむ鬼やんま★★★★
補虫網を手にし、蜻蛉や鬼やんまを追いかけていた少年の頃を懐かしく思う。少年にとっては、父母がいて、家族があって、世の中が平和で、幸せであった。(高橋信之)

朝露やおちこちの畑爺と婆★★★

●谷口博望
秋あわれ赤く染りし辛夷の実★★★★
秋さびし黒い実付けし花蘇枋★★★
秋懐や赤い実付けし山法師★★★

●桑本栄太郎
身のうえを嘆くようなり草ひばり★★★
緋色のみ残る畦あり曼珠沙華★★★★
田道ゆき溝の流れや稲穂波★★★
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