◆自由な投句箱/花冠発行所◆

主宰:高橋正子・管理:高橋句美子・西村友宏

●自由な投句箱/9月20日~30日●

2015-09-30 20:42:27 | Weblog

■□デイリー句会は、お休みですが、今まで通りの投句は、許されます。選者の選句・コメントは、不規則となります。

※当季雑詠3句(秋の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。
※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
主宰:高橋正子・管理:高橋信之

◆俳句添削教室◆
http://www.21style.jp/bbs/kakan02
◆俳句日記/高橋正子◆
http://blog.goo.ne.jp/kakan02
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■お休みのお知らせ■

2015-09-30 08:26:30 | Weblog

■□デイリー句会は、9月20日から今年いっぱいをお休みと致します。ご了解ください。
■□お休み中の投句は、<自由な投句箱>に、今まで通りに、毎日できますので、ご利用ください。
高橋正子(主宰)・高橋信之(管理)
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今日の秀句/9月20日~30日

2015-09-22 08:33:46 | Weblog


[9月30日]

★月光の夜のコーラスに妻出かけ/河野啓一
月の光に照らされた夜妻はコーラスに出かけた。妻たちのコーラスの澄んだ歌声を月夜に思い重ねて、作者もまた、月光の夜をひとり楽しんでいる。(高橋正子)
 
★乗る船の真向こう大き今日の月/佃 康水
乗船する船の真向こうに大きな月が昇った。海に昇る月であろうが、大きな今宵の月に純粋に感嘆する作者
が思えて、感嘆を分けてもらった。(高橋正子)

[9月29日]

★笊にとり濯ぐ零余子やおとこ飯/桑本栄太郎
笊にとり集めた零余子は零余子飯となる。ざっと洗って炊かれた素朴な零余子飯は、たしかに「おとこ飯」と言えよう。(高橋正子)

[9月28日]

※該当句無し

[9月27日]

★車椅子今宵門辺の良夜かな/河野啓一
「門辺の良夜」がいい。車椅子で門辺まで月を見に出ると、明るい大きな月が昇ったところ。車椅子ながらも門辺の良夜を楽しんだ。(高橋正子)

[9月26日]

★秋晴れの空を仰いで父想う/迫田和代
秋晴れの澄み渡った空の偽りのない力強さ、大きさが父を思わせたのだろう。娘にとっての父の在り様は秋晴れの空のようなものだ。(高橋正子)

★産着干す新居の庭へ小鳥来る/佃 康水
「新居の庭」、「産着干す」、「小鳥来る」と幸せなものが重なった。幸せな小さな家庭がさらりと詠まれて好感が持てる。(高橋正子)

[9月25日]

★秋冷や嫗達者と文来る/河野啓一
秋も本格的になる。きりっと引き締まる気持ちになる秋冷のころだが、風邪も引きやすくなる。嫗が達者であると便りが来て、めでたい。(高橋正子)

[9月24日]

★秋分やバスに供花持つ家族連れ/高橋秀之
秋分の日のバスに乗ると供花を持つ家族連れに出会った。家族揃って墓参りをする人の温かさが「供花」を通して伝わる。(高橋正子)

[9月23日]

★あたたかな色して畔の曼珠沙華/河野啓一
畔の曼珠沙華を「あたたかな色」と見る、穏やかな心優しさがいい。(高橋正子)

★澄む秋の空より蝶の舞い降りる/多田有花
空も澄むなら、それ以上に澄んだ色の蝶が舞い降りた感動。(高橋正子)

[9月22日]

<奥祖谷かずら橋>
★秋嶺を下りかずら橋を渡る/多田有花
事実を飾らずに散文的に表現した句だ。秋嶺も、かずら橋も奥祖谷そのもの。(高橋正子)


[9月21日]

★真直ぐな魁夷の「道」や天高し/小口泰與
魁夷は、東山魁夷。魁夷が描いた「道」は真直ぐで天高しである。(高橋正子)

★参道に群れてほぐれて蜻蛉飛ぶ/河野啓一
お参りの道すがら、蜻蛉が群れたり、またほぐれたりして飛ぶ。寺社へのお参りが楽しくなる。(高橋正子)

[9月20日]
※該当作なし
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9月20日〜30日

2015-09-22 08:20:05 | Weblog

9月30日(4名)

●小口泰與
前山へ昇る朝日や露の玉★★★
新そばや碓氷峠の空深し★★★★
止めどなくピーナツ食むや三国志★★★

●河野啓一
いわし雲朝空埋めて耀ける★★★
月光の夜のコーラスに妻出かけ★★★★
月の光に照らされた夜妻はコーラスに出かけた。妻たちのコーラスの澄んだ歌声を月夜に思い重ねて、作者もまた、月光の夜をひとり楽しんでいる。(高橋正子)

居待月窓のひかりのやわらかき★★★

●佃 康水
土手草と共に刈られし曼珠沙華★★★
青空へ粒ふくよかな銀杏の実★★★
 
乗る船の真向こう大き今日の月★★★★
乗船する船の真向こうに大きな月が昇った。海に昇る月であろうが、大きな今宵の月に純粋に感嘆する作者
が思えて、感嘆を分けてもらった。(高橋正子)

●桑本栄太郎
さるすべり終(つい)の色見せ京町家★★★
孤高とはかくも寂しき夜半の月★★★
一枚を羽織りさがすや居待月★★★★


9月29日(3名)

●小口泰與
糠雨の竹伐る響き包みける★★★
手を入れて水の痛さや女郎花★★★
奥利根の宿の持て成し新豆腐★★★★

●河野啓一
遍路道豊かに舞える秋の蝶★★★★
秋澄める雲ひとつなき蒼さかな★★★
立待の月のしずくや芒原★★★

●桑本栄太郎
笊にとり濯ぐ零余子やおとこ飯★★★★
笊にとり集めた零余子は零余子飯となる。ざっと洗って炊かれた素朴な零余子飯は、たしかに「おとこ飯」と言えよう。(高橋正子)

群雲を掻き分け早し月今宵★★★
十六夜の無月となりし夜半かな★★★

9月28日(2名)

●小口泰與
白粉花(オシロイ)の休耕田を艶めかせ★★★
山風の畷おちこち暁の虫★★★★
山にまだ日の残りけり白芙蓉★★★

●桑本栄太郎
実水木の緋色隠れる葉蔭かな★★★
友よりの土の色せる零余子届(つ)く★★★★
さみどりの虚実あはれや萩は実に★★★


9月27日(3名)

●小口泰與
雨上がり墓のおちこちあぶれ蚊ぞ★★★
碧落を一朶の雲や小鳥来る★★★★
稲穂波蛇行豊かな魚野川★★★

●河野啓一
車椅子今宵門辺の良夜かな★★★★
「門辺の良夜」がいい。車椅子で門辺まで月を見に出ると、明るい大きな月が昇ったところ。車椅子ながらも門辺の良夜を楽しんだ。(高橋正子)

葉隠れに光るまあるい秋の月★★★
中秋の味覚丹波の栗ご飯★★★

●高橋秀之
中秋の月を探して大空を★★★★
寝る前に我が家の窓から月を見る★★★
実家からもらった柿はまだ固し★★★

9月26日(4名)

●小口泰與
葛の花生まれし子馬起ちにける★★★★
流の岩の飛沫や沢桔梗★★★
虫の音や肌に染み入る暁の風★★★

●迫田和代
秋晴れの空を仰いで父想う★★★★
秋晴れの澄み渡った空の偽りのない力強さ、大きさが父を思わせたのだろう。娘にとっての父の在り様は秋晴れの空のようなものだ。(高橋正子)

歌人読む里山に揺れる吾亦紅★★★
爽やかな朝風に揺れるコスモスや★★★

●佃 康水
産着干す新居の庭へ小鳥来る★★★★
「新居の庭」、「産着干す」、「小鳥来る」と幸せなものが重なった。幸せな小さな家庭がさらりと詠まれて好感が持てる。(高橋正子)

種茄子やぽつんと一つ太るまま★★★
コスモスの坂に応援ごっこかな★★★

●桑本栄太郎
はらり落つ桂黄葉や朝の雨★★★★
推敲に倦むや窓見る秋霖雨(あきついり)★★★
ひと雨にもみずり来たる日暮れかな★★★

9月25日(3名)

●小口泰與
良平の着物の女花カンナ★★★
玲瓏の声の届きしおみなえし★★★★
桔梗や雨に濡れたる無人駅★★★

●河野啓一
秋冷や嫗達者と文来る★★★★
秋も本格的になる。きりっと引き締まる気持ちになる秋冷のころだが、風邪も引きやすくなる。嫗が達者であると便りが来て、めでたい。(高橋正子)

秋雨の止めば鴉は森の上★★★
谷筋に沿いて楓のうす紅葉★★★

9月24日(3名)

●小口泰與
長き夜や大史公書の置かれける★★★
秋雲や忠治歩きし山の道★★★★
早稲の香や暁の鴉のかまびすし★★★

●河野啓一
秋野を行けばしとどに濡れし草の花★★★★
松茸はカナダ産かな茸めし★★★
嬉しさよ林檎の季節巡りきて★★★

●高橋秀之
実家へと立ち寄り大きな栗を食う★★★
栗茹でる母は実家の台所★★★

秋分やバスに供花持つ家族連れ★★★★
秋分の日のバスに乗ると供花を持つ家族連れに出会った。家族揃って墓参りをする人の温かさが「供花」を通して伝わる。(高橋正子)

9月23日(4名)

●小口泰與
日のゆがむ入日の中の稲穂かな★★★
白粉花(オシロイ)や堂の畳に松の影★★★★
買ってきし小犬の匂い秋うらら★★★

●桑本栄太郎
高塀の天の高きや建仁寺★★★★
せせらぎの水澄み光る高瀬川★★★
つり人のみな魚籠(びく)の下り秋の川★★★

●河野啓一
あたたかな色して畔の曼珠沙華★★★★
畔の曼珠沙華を「あたたかな色」と見る、穏やかな心優しさがいい。(高橋正子)

彼岸花田の灯りかなほのぼのと★★★
蕎麦の花いかるがの夢はるかなる★★★

●多田有花
澄む秋の空より蝶の舞い降りる★★★★
空も澄むなら、それ以上に澄んだ色の蝶が舞い降りた感動。(高橋正子)

鳥取より最後の梨を売りに来る★★★
快晴の萩咲く道を登りけり★★★

9月22日(1名)

●小口泰與
稲の穂の茎に一列雨しずく★★★
田の中の無数の騒ぎ虫も居や★★★
飛蝗跳び影も跳びたる畷かな★★★★

●多田有花
<奥祖谷かずら橋>
秋嶺を下りかずら橋を渡る★★★★
事実を飾らずに散文的に表現した句だ。秋嶺も、かずら橋も奥祖谷そのもの。(高橋正子)

秋澄むや豆仏像をケータイに★★★
バス停の脇に咲き初め彼岸花★★★

9月21日(2名)

●小口泰與
枝毎の弓なり違う富有柿★★★
稲の香も畷にぎわすかと思う★★★

真直ぐな魁夷の「道」や天高し★★★★
魁夷は、東山魁夷。魁夷が描いた「道」は真直ぐで天高しである。(高橋正子)

●河野啓一
秋晴れや天平の夢法隆寺★★★
参道に群れてほぐれて蜻蛉飛ぶ★★★★
お参りの道すがら、蜻蛉が群れたり、またほぐれたりして飛ぶ。寺社へのお参りが楽しくなる。(高橋正子)

斑鳩や柿の実遠く眺められ★★★

9月20日(1名)

●小口泰與
秋の雲友の見舞いに参るのみ★★★
忽然と逝きし墓前や水懸草★★★★
線香の煙り消えけり思草★★★
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●デイリー句会投句箱/9月13日~19日●

2015-09-19 09:45:55 | Weblog

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※投句は、一日1回3句に限ります。
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※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
主宰:高橋正子・管理:高橋信之

◆俳句添削教室◆
http://www.21style.jp/bbs/kakan02/
◆俳句日記/高橋正子◆
http://blog.goo.ne.jp/kakan02
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