◆自由な投句箱/花冠発行所◆

主宰:高橋正子・管理:高橋句美子・西村友宏

●デイリー句会投句箱/9月13日~19日●

2015-09-19 09:45:55 | Weblog

※当季雑詠3句(秋の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。
※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
主宰:高橋正子・管理:高橋信之

◆俳句添削教室◆
http://www.21style.jp/bbs/kakan02/
◆俳句日記/高橋正子◆
http://blog.goo.ne.jp/kakan02
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今日の秀句/9月13日~19日

2015-09-19 09:44:56 | Weblog

[9月19日]

★風に揺れコスモス明るく野を飾る/迫田和代
コスモスの愛らしさは見るものの心を和ませる。野に揺れれば、野は明るく飾られる。素直な句だ。(高橋正子)

[9月18日]

★玄関のチャイムが鳴って月明り/高橋秀之
玄関のチャイムに戸を開けると月の明かりが差し込んだ。平和な月明かりの夜だ。(高橋正子)

[9月17日]

★夕茜へ吹かれ飄々秋の蝶/佃 康水
夕茜へ吹かれて飛ぶ秋の蝶を、「飄々」と捉えたのは、作者の心の在り様と推察するが、世俗を超えた印象がする。(高橋正子)

★かろがろと秋の草花硝子器へ/川名ますみ
秋草と硝子器の取り合わせが自然体でさわやか。「かろがろと」した秋草の印象が強まる。(高橋正子)

[9月16日]

★昇り来る日の壮大や稲穂波/小口泰與
豊かに稔る稲穂の波を輝かせて昇ってくる朝日を「壮大」と思う。大きな朝日への祈りがある。(高橋正子)

[9月15日]

該当句無し


[9月14日]

★水平線わずかに丸し秋の海/福田ひろし
遠く水平線を眺めると、地球の丸みに水平線がわずかに弧を描いているのがわかる。さわやかな秋の海が快く詠まれた。(高橋正子)

[9月13日]

★山すその畑のしじまや威し銃/桑本栄太郎
山すその畑は、静まり返っている。そこに威し銃がしじまを破って鳴り響く。威し銃の音によっていっそう静かさが強調される。(高橋正子)
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9月13日〜19日

2015-09-19 09:40:52 | Weblog

9月19日(4名)

●迫田和代
青々と峠の道の草の花★★★
風に揺れコスモス明るく野を飾る★★★★
コスモスの愛らしさは見るものの心を和ませる。野に揺れれば、野は明るく飾られる。素直な句だ。(高橋正子)

白桃の力を胸に句をつくる★★★

●小口泰與
ここよりは谷川岳や渡り鳥★★★
十州の境縦横渡り椋鳥(むく)★★★
虫の音や匂い振りまく草刈機★★★★

●河野啓一
山深き丹波高原吾も紅★★★
赤屋根の秋の牛舎や六甲山★★★
秋冷の杉木立かな水の音★★★★

●高橋秀之
秋日差す京都御苑の砂利の路★★★
秋雲は鴨川上流の山の上★★★★
秋風に吹かれて歩く河川敷★★★

9月18日(5名)

●祝恵子
水に影落として夫々案山子立つ★★★
作り手のかかし子らの名を連ね★★★
色つきし鬼灯雨の雫つけ★★★★

●小口泰與
靄の中忽と案山子のデスマスク★★★
水澄むや手のひらの上榛名富士★★★
あけぼのや稲穂の色の定まりぬ★★★★

●河野啓一
明日香野の棚田に稲架の二つ三つ★★★
大和より地酒届くや敬老日★★★
吾が肩をふわと追い越す草の絮★★★★

●桑本栄太郎
<古希同窓会にて上京>
<名古屋>
秋日さすビルの高きは名古屋かな★★★
<浜松・浜名湖>
池の面にソーラーパネルや秋日影★★★
<富士吉田>
秋天の煙突あまたやけぶり居り★★★★

●高橋秀之
梨の皮慣れぬ手つきで剥く息子★★★
口の中にじわっと水分冷えた梨★★★

玄関のチャイムが鳴って月明り★★★★
玄関のチャイムに戸を開けると月の明かりが差し込んだ。平和な月明かりの夜だ。(高橋正子)

9月17日(5名)

●小口泰與
火口湖の風の中なる秋桜★★★★
湖の稚魚を見ている走り蕎麦★★★
忽然と人と見まがう案山子かな★★★

●河野啓一
森の辺を群れて軽々赤とんぼ★★★★
雨を得て土手に並ぶや曼珠沙華★★★
秋夕焼け早く帰ろう日が暮れる★★★

●佃 康水
夕茜へ吹かれ飄々秋の蝶★★★★
夕茜へ吹かれて飛ぶ秋の蝶を、「飄々」と捉えたのは、作者の心の在り様と推察するが、世俗を超えた印象がする。(高橋正子)

色変えぬ松や古刹に影の濃し★★★
掛稲へ棹ごとシート掛けられる★★★

●川名ますみ
かろがろと秋の草花硝子器へ★★★★
秋草と硝子器の取り合わせが自然体でさわやか。「かろがろと」した秋草の印象が強まる。(高橋正子)

草の実にえのころ添えし一束を★★★
案ずるはその粒ほどに実むらさき★★★

●福田ひろし
路地裏に秋潮の香のさやかなり★★★★
海軍の施設は朽ちて秋の海★★★
西の果ての岬に立ちし秋の暮★★★

9月16日(2名)

●小口泰與
走り行くボートの影や秋の暮★★★
すれ違う朝の挨拶稲雀★★★

昇り来る日の壮大や稲穂波★★★★
豊かに稔る稲穂の波を輝かせて昇ってくる朝日を「壮大」と思う。大きな朝日への祈りがある。(高橋正子)

●桑本栄太郎
走りゆく雲の茜や鳥威し★★★★
つり人の通う小径や荻の風★★★
のぞき見るコスモス畑やバスの窓★★★

9月15日(2名)

●小口泰與
赤赤と夕日そびらに夕化粧★★★★
稲雀こぼれし二羽の行方かな★★★
寝そびれてはや梢に小鳥来る★★★

●河野啓一
曼珠沙華虎尾草とコンサート★★★
新小豆大納言とて売られけり★★★
路地裏の鬼ごっこかな白粉花★★★★

9月14日(2名)

●福田ひろし
水平線わずかに丸し秋の海★★★★
遠く水平線を眺めると、地球の丸みに水平線がわずかに弧を描いているのがわかる。さわやかな秋の海が快く詠まれた。(高橋正子)

南洋へ貨物船出づ秋の朝★★★
鰯雲返信のなき些事に倦む★★★

●小口泰與
稲の穂や羽音高らか群雀★★★
飛び立ちて大うねりせる稲雀★★★★
あさがおや独り大工の匠技★★★

9月13日(2名)

●小口泰與
いと古りし柱時計や秋扇★★★
初紅葉山は冠雪あらまほし★★★
靴先を濡らす畷や暁の虫★★★★

●桑本栄太郎
山すその畑のしじまや威し銃★★★★
山すその畑は、静まり返っている。そこに威し銃がしじまを破って鳴り響く。威し銃の音によっていっそう静かさが強調される。(高橋正子)

雨止めば風のくすぐり猫じやらし★★★
裏庭の軒の木蔭や蘇枋の実★★★
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