鴨着く島

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史上最短の梅雨明け!(2022.06.27)

2022-06-27 21:07:32 | おおすみの風景
何と今日、鹿児島気象台は梅雨明けを発表した。

11日に梅雨入り宣言があり、それからわずか16日間の梅雨だったことになる。

梅雨の最終日が昨日の26日であり、今日が梅雨明けということで、梅雨の期間の長さ16日間は、これまで最も短かった21日間を抜いて、最も短い梅雨となった。

また、梅雨が明ける早さでは、1966年が6月24日を記録しており、それに次ぐ早い梅雨明けだという。

南九州が梅雨に入った11日よりも5日も早く関東甲信越が梅雨入りするという変則の年だったが、関東地方も今日梅雨が明けたそうで、そうなると向こうは記録上最も早い梅雨明けになるだろう。

ただ一昨日は関東地方の群馬県伊勢崎市が快晴で最高気温40.2℃を記録しており、今日も同じ群馬県の佐野市で39.8℃、館林市で39.1℃であったから、実質的には一昨日が梅雨明けだったに違いない。伊勢崎市の40.2℃は6月の史上最高気温だそうだ。

早くも暑い夏の猛暑日の到来を告げているわけで、8月下旬までの猛暑日がいったい何日になるのか先が思いやられる。


今朝ウメを散歩に連れて行く時点では、深い朝霧に包まれていたが、8時頃にはすっかり晴れ上がった。その矢先の梅雨明け宣言には少し驚いたが、今週末までは晴が続くようだから、たしかに梅雨への逆戻りはなさそうだ。



合歓の木が花を付けたまま梅雨が明けるのは珍しい。例年7月の10日以降の梅雨明け頃には花は大方散っているのだが、今年は青空に映える合歓の花がしばらくは見られそうだ。

去年7月の球磨川水害も鹿屋市の水害も、どちらもいわゆる「梅雨末期の豪雨」によるものだったが、今年はあっけらかんと梅雨が明けてしまったので、もうその心配はないだろう。

といってすぐには安心できない。というのは今度は台風の早期発生という心配が浮上して来るからだ。

今のところ南太平洋に台風の卵は見えていないが、7月以降には活発化するのではないかと思う。

それともう一つ心配なのが地震だ。福島、能登、熊本と、このところ立て続けに震度5以上の地震が起きている。

海外ではアフガニスタンで直下型地震らしいのが起き、マグニチュードは5.7という日本では中規模のレベルなのだが、震源の浅い直下型であるがゆえに真上の町では揺れが大きく、レンガ造りの建物が軒並みに倒壊している。死者は1000人を超えるというから大惨事だ。

「天災は忘れた頃にやって来る」というのは過去の話で、今は「忘れぬうちに次々にやって来る」時代であることを肝に銘じなければならない。