昨夜、ついに2020東京オリンピックが開会式を迎えた。
大会関係者と報道陣以外は中に入れない「無観客開催」であった。
それでも選手団の入場が始まると、オリンピックらしい華やいだ雰囲気が一気に溢れ出ていた。多色のプロジェクションを駆使した演出も素晴らしかった。
天皇陛下の開会宣言では時下の新型コロナ感染拡大を鑑みて「お祝いする」ではなく「記念する」と変えられていたというが、やはり「セレブレイト(celebrate)」が使われていたようだ。まあ、何にしても、皇居での各国要人を迎えての面会では、式典も飲食も何もなかったわけだから、陛下の感染下で(無理矢理に)開催するこのオリンピックへのお気持ちは十分に伝わっただろう。
21日から競技はすでに始まっており、福島の球場では女子ソフトボールの試合(予選リーグ)が行われ、上野投手が率いる日本チームは対オーストラリア戦では5回コールドで勝利し、翌日の対メキシコ戦では延長8回裏にサヨナラ勝ちをした。どちらの試合でも上野選手が降板したあとを20歳の後藤投手が見事なピッチングで三振の山を築いていたが、これからが楽しみな選手である。
また、22日の夜は男子サッカー4か国ごとの予選リーグで、日本は南アフリカと戦ったが、南アフリカの徹底した防御作戦に苦しみ、8回目のシュートだったか、新鋭でこれまた20歳の久保が、ようやく、ゴールに技ありの一発を決めて辛勝した。
どちらも無観客だった会場は、確かに全く盛り上がりに欠けていた。しかしここはイギリスではない。
イギリスでは、つい最近コロナ感染規制が解除され、6万とかいう通常の観衆を集めたサッカー大会が開かれたが、その一方で国内感染者数が1日に3万とか4万とか計上された中での試合である。ほとんどの観客はマスクもつけず、酒も飲んで騒いでいたが、正気の沙汰とは思えない。
ただ、無観客というのは大観衆の声援に慣れたスポーツ選手にとって、気の抜けた話には違いない。特にサポーター頼みのサッカー選手の中には不満を漏らす者があると聞く。
そこで見習いたいのが、茨城県の観客動員対応だ。茨城県では県内の鹿島サッカースタジアムで男女合わせて11試合が行われるそうだが、一般観客を入れない代わりに、学校の生徒を「見学?」者として動員するという。
県内の小中高各学校に試合の日程に合わせて「見学?」を要請するのだろうが、その際サッカー部員だけなのか、それとも、生徒なら誰でも動員されるのか、細かいことは分からないのだが、夏休みでもあることだし、実に名案ではないか。
菅首相も言っていたように、オリンピック競技を間近に生で見ることができれば、その感動は一生ものだろう。まして自分のあこがれの選手がそこにいて汗を流しながらプレーをしていたなら、感動は宝物に変わるだろう。
プレーをする選手にとっても、我が弟や妹くらいの生徒たちの応援は、大いに励みになるはずだ。
いまからでも遅くないから、他の競技場を抱える自治体が、独自に学校生徒の動員を図ったらよい。この際、政府や組織委員会が旗を振る必要はない。地方の(地元の)学校の状況は何より当該自治体がよく把握しているわけから、それぞれに任せればよい。
オリンピックがだめなら、せめて、今回は中止にならなかった夏の高校野球甲子園大会ではそうして欲しいものだ。
最低でも出場する学校生徒の保護者や家族は観客として受け入れ、さらに近隣(関西圏=日帰り圏)の小中高生を動員できないか。もちろん拍手だけの応援、三密の回避など感染予防対策は徹底しての話だが、甲子園での開会式は8月9日だから、今から準備すれば可能な計画だろう。
去年は早々と中止を打ち出し、世の球児たちを泣かせた高野連の汚名挽回にもなるはずだ。
大会関係者と報道陣以外は中に入れない「無観客開催」であった。
それでも選手団の入場が始まると、オリンピックらしい華やいだ雰囲気が一気に溢れ出ていた。多色のプロジェクションを駆使した演出も素晴らしかった。
天皇陛下の開会宣言では時下の新型コロナ感染拡大を鑑みて「お祝いする」ではなく「記念する」と変えられていたというが、やはり「セレブレイト(celebrate)」が使われていたようだ。まあ、何にしても、皇居での各国要人を迎えての面会では、式典も飲食も何もなかったわけだから、陛下の感染下で(無理矢理に)開催するこのオリンピックへのお気持ちは十分に伝わっただろう。
21日から競技はすでに始まっており、福島の球場では女子ソフトボールの試合(予選リーグ)が行われ、上野投手が率いる日本チームは対オーストラリア戦では5回コールドで勝利し、翌日の対メキシコ戦では延長8回裏にサヨナラ勝ちをした。どちらの試合でも上野選手が降板したあとを20歳の後藤投手が見事なピッチングで三振の山を築いていたが、これからが楽しみな選手である。
また、22日の夜は男子サッカー4か国ごとの予選リーグで、日本は南アフリカと戦ったが、南アフリカの徹底した防御作戦に苦しみ、8回目のシュートだったか、新鋭でこれまた20歳の久保が、ようやく、ゴールに技ありの一発を決めて辛勝した。
どちらも無観客だった会場は、確かに全く盛り上がりに欠けていた。しかしここはイギリスではない。
イギリスでは、つい最近コロナ感染規制が解除され、6万とかいう通常の観衆を集めたサッカー大会が開かれたが、その一方で国内感染者数が1日に3万とか4万とか計上された中での試合である。ほとんどの観客はマスクもつけず、酒も飲んで騒いでいたが、正気の沙汰とは思えない。
ただ、無観客というのは大観衆の声援に慣れたスポーツ選手にとって、気の抜けた話には違いない。特にサポーター頼みのサッカー選手の中には不満を漏らす者があると聞く。
そこで見習いたいのが、茨城県の観客動員対応だ。茨城県では県内の鹿島サッカースタジアムで男女合わせて11試合が行われるそうだが、一般観客を入れない代わりに、学校の生徒を「見学?」者として動員するという。
県内の小中高各学校に試合の日程に合わせて「見学?」を要請するのだろうが、その際サッカー部員だけなのか、それとも、生徒なら誰でも動員されるのか、細かいことは分からないのだが、夏休みでもあることだし、実に名案ではないか。
菅首相も言っていたように、オリンピック競技を間近に生で見ることができれば、その感動は一生ものだろう。まして自分のあこがれの選手がそこにいて汗を流しながらプレーをしていたなら、感動は宝物に変わるだろう。
プレーをする選手にとっても、我が弟や妹くらいの生徒たちの応援は、大いに励みになるはずだ。
いまからでも遅くないから、他の競技場を抱える自治体が、独自に学校生徒の動員を図ったらよい。この際、政府や組織委員会が旗を振る必要はない。地方の(地元の)学校の状況は何より当該自治体がよく把握しているわけから、それぞれに任せればよい。
オリンピックがだめなら、せめて、今回は中止にならなかった夏の高校野球甲子園大会ではそうして欲しいものだ。
最低でも出場する学校生徒の保護者や家族は観客として受け入れ、さらに近隣(関西圏=日帰り圏)の小中高生を動員できないか。もちろん拍手だけの応援、三密の回避など感染予防対策は徹底しての話だが、甲子園での開会式は8月9日だから、今から準備すれば可能な計画だろう。
去年は早々と中止を打ち出し、世の球児たちを泣かせた高野連の汚名挽回にもなるはずだ。
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