ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

極楽鳥花

2017年12月30日 | 俳句

 ブログ余りにも忙しくて3日ほど休んで、やっと今日は大掃除の…真似事かな?本格的とはとても言えないから、普通の掃除に毛が生えたようなものをしました。

 去年は非常に気になっていた風呂場の黴と台所の換気扇の中がきれいになったし、それなりに大掃除の感じがしたのですが…。実は風呂場の黴と換気扇はダスキンの大掃除キャンペーンを利用してのことなんです。ナント横着な主婦でしょう!と、軽蔑しないで下さいね。あの風呂の目地の黒くなったのや天上の染みのような黴、特に天上はなかなか取るのは難しいんです。もちろん目地は市販のカビキラーで掃除したんですよ。ですがイマイチ綺麗になりません。でもさすがですね~プロは違いました。ホントにピカピカ!こんなんだったらもっと早くするんだった…と思ったほどです。何年も入浴する度に天上の染みを見ては嫌になっていましたから。そのストレスを考えれば安いものかもとね。まだ今年も風呂は綺麗ですし、換気扇も気になりませんので、楽ですよ。それでまあ普通の掃除を丁寧にするぐらいで終りです。

 この大掃除を昔は、「煤払(すすはらい)」「煤掃(すすはき)」などといって、冬の季語です。

   煤はきやなにを一つも捨てられず      各務 支考

 この気持ちよく分かります。私も今度こそいい加減に全部捨てようと思っても、またまたたくさんのものに囲まれて…年を越しそうです。この前から〝断捨離〟とういう言葉が流行って…、私もずう~とそれを思い続けているんですけどね~。

 その煤払いの時、掃除をしない老人、子供、病人は埃を避けるために別室に籠ったりしますが、それを「煤籠(すすごもり)」といい、その掃除から逃れるために外出してしまうことを「煤逃(すすにげ)」といって、どちらも冬の季語。

 我家には煤籠りはいませんが、煤逃げは一人います。息子です。だからいつも主人と二人で大掃除です。

   煤逃げと言へば言はるる旅にあり      能村登四郞

 こんな身分になりたいですね。でも誰が掃除するの? 登四郞先生はきっと奥さんでしょうが。女はソン…ですね。

 28日の木曜日、今年最後の俳画教室がありました。画材は〝極楽鳥花〟(ごくらくちょうか)でした。ストレリチアといって、バショウ科の観賞用多年草です。高さ約1メートル、革質長楕円形の大きな葉を根性し、花が極楽鳥の冠を思わせるので〝極楽鳥花〟と言われ、葬儀場での献花としてよく使われています。これ縁起がいいような悪いような…。この花は季語ではありません。賛は〈盤石の割れ目に咲きて冬すみれ〉津田清子さんの句です。

 

 

 

   

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