神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

宍道湖と月の出

2011年11月18日 21時13分03秒 | 日記

 11月になり、秋が深まって来ました。出雲地方の平坦部で紅葉が見頃になりましたが、お天気がさえません。

 外出の時は車にカメラを積んでいるのですが、なかなか良い被写体にめぐり逢えません。見る目がないとも言えますが。

 16日(水)は午後から快晴になりましたので、夜になって月の出を撮影しました。月を被写体にすることは初めてです。国立天文台・天文情報センター・暦計算室で月の出の時刻と方角をチェック。地図で撮影ポジションを決めてから出かけました。

 撮影場所は以前に「ダイヤモンド大山」を撮影した宍道湖西岸の湖畔です。

 ここならは松江市街の向こう側に月が出てくるはずです。

 月の出時刻は21時37分。この時刻をめがけて自宅を出発。夕方までは快晴。今は星が見えているので放射冷却で気温は下がり、湖畔の風は冷たいので防寒対策は真冬並みです。

 撮影ポイントの周囲には民家がなく暗闇です。宍道湖湖畔の街の灯が見えるのみ。三脚を据えて望遠レンズを月が出てくる位置に向け、撮影条件を探します。幾つかの試し撮りの結果ISO3200 マニュアル露光でシャッター速度は1秒 絞りF4としました。長時間露光のノイズ除去をONにしています。

 月の出時刻になりましたが、月が出てこない。「あれ?」。時刻を読み間違えたのかな?。時間が過ぎていきます。結局、10分遅れで赤く染まった月が雲間から見えてきました。





 松江市街地は薄い霧に包まれているようです。街の灯を乱反射してベールを纏っているようです。北側(左)から順番に松江日赤、山陰合同銀行本店、NHK松江放送局のタワーの灯りが確認できます。

 背景の山は北側から順に嵩山、弥勒山、和久羅山。女性の寝姿に似ているからメッチェン山。あるいは仏様の寝姿から寝仏山。と呼ばれますが、私は子供の頃からキューピーの寝姿に似ているのでキューピー山と呼んでいました。

 ピントはマニュアルで合わせました。撮影時にひとコマごと液晶で写り具合を確認しましたが、自宅に帰ってからパソコンで確認するとピンボケが多いです。それにブレている。シャッターボタンを指で押していたのがいけなかったのか。レリーズを使えばよいが、D700用のレリーズは持っていない。後にインターネットで調べてみると、セルフタイマーを最短時間の2秒に設定する方法もあるという。もう一度、チャンスを見つけてトライですね。