神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

韓竃神社はパワースポット?

2011年12月16日 13時25分45秒 | 日記

 数年前に日テレの「秘密のケンミンSHOW」で紹介されてびっくり。ここもパワースポットなのね。ということで、韓竃神社へ行ってみました。

 場所はと言うと、旧平田市の唐川地区、平田市街からは河下港を目指して日本海側に向かい、鰐淵寺手前の鰐淵小学校前の交差点を右方向に進めば唐川です。この交差点を左に折れて谷を進めば鰐淵寺です。


 唐川は昔は銅山があって、鰐淵鉱山と呼ばれていました。私が子供の頃は石灰石が産出されて賑わっていたようですが、現在は鉱山は閉山されて廃墟になっています。唐川はお茶の産地で、唐川茶で有名です。

 で、韓竃神社ですが、とんでもない山奥ですが、テレビで紹介されたこともあって、訪れる人が多く、簡単な道案内の標識がありますので、鰐淵小学校までたどり着けばあとは道に迷うことはありません。神社手前に急ごしらえの駐車場があります。県外車の多いこと。住民手作りの解説案内マップもあります。

 車を駐めて杉木立の林道を15分くらい歩きます。

 静寂があるのみです。

 小川に沿って進むと右側に真新しい鳥居が見えてきます。韓竃神社の入り口です。そこから急な曲がりくねった石段が見えます。



 この石段結構な難所。足元は滑りやすく、上に行くほど狭くなります。手すりはありませんが、これも地元の人達の手作りでしょう。ロープがはってあります。ちょっとばかりの安心です。降りてくる人と鉢合わせすると、どちらかが道を譲ってあげましょう。ここでは、皆がすれ違う時に「こんにちわ」と挨拶をします。穏やかな空気が流れますが、息は「ゼーゼー」。

 そして最後の難所が幅約45cmの岩の隙間。ここを通り抜けると韓竃神社の社に到着です。肩にかけたカメラを岩にぶつけないかと緊張します。痩せ型の私は難なく通り抜けられました。


SIGMA 28-70mm F2.8 EX ASPHERICAL DF

 急峻な山の斜面にへばりつくように建物があります。撮影したくても持参のズームレンズ(28-70mm)を目一杯ワイドにしても入り切らない。それほど狭い所に立っています。神社の前は畳6畳くらいのスペースしかありません。

 今でこそ道がありますが、その昔は道もなく、川沿いに徒歩で分け入って来るしかなかったでしょう。近くには鰐淵鉱山がありましたので、ここももしかして銅鉱石が露天掘りで掘り出されていたかもしれません。その跡地がこの神社なのではないのでしょうか。

 石段入り口の鳥居の前には「岩船」があります。掘り出した鉱石はここで粉砕、川の水で選鉱して運び出したとも考えられます。

 最後にパワースポットで元気のパワーが貰えたかというと、翌日に筋肉痛をもらいました。