神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

雪の鰐淵寺

2012年02月02日 21時04分15秒 | 日記


 1月8日のブログで「鰐淵寺の雪景色」を紹介しましたが、その時の冬の鰐淵寺はフィルム撮影でした。今日、寒波襲来。吹雪の中を車を走らせ、今度はデジカメで「鰐淵寺の雪景色」に再挑戦です。

 我が家の斐川町では今朝の段階では積雪はありませんでした。気温は氷点下、午前中に断続的に吹雪状の降雪があり、昼過ぎには3センチくらいの積雪でした。お昼前になると時々晴れ間が見えるようになり、雪の勢いは弱まったようです。

 昼食後、一か八か、鰐淵寺に行ってみようとの事になり、ヒートテックとダウンジャケット、ゴム長靴の完全装備で出発です。斐川平野は吹雪状態でしたが、斐伊川を超えて旧平田市に入ると、積雪は少ないようです。日本海側に出るとさらに積雪は少なくなります。それでも山影の路面には圧雪が見られ、慎重を期して最徐行。雪は止んでいます。

 鰐淵小学校から山道を進むと積雪は多くなり5~10センチくらい。路面には数台分の轍が残っています。鰐淵寺に到着すると、参道にはひとつも足跡がありません。




 雪の降り積もった石段を登ります。誰一人来ていないようです。本堂が見えてきました。石段を数段登るごとにシャッターを切ります。ズームの焦点距離を変え、立ったり、しゃがんだり。様々なアングルから撮影します。




 本堂前に昇って来ました。大きな屋根の白い雪と朱塗りの軒、赤と白のコントラストが素晴らしい。




 境内は静寂そのものです。風の音、木々に積もった雪が時折風に吹かれて落ちる音。手水舎の音が周囲の空気をさらに寒くします。


 お地蔵さんの前掛けが唯一の色彩。





このカットだけAi AF Zoom-Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5D IF-ED



 帰り際、木立の間から太陽の鋭い光が渓流の水面に輝きを与えました。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 今回使用の28-70mmズームは素晴らしい描写をしてくれます。曇り空をバックに冬枯れの枝が一本一本しっかりと映り込んでいます。逆光でもコントラストの低下は見られません。さらに、18-35mmズームも負けずとカリカリの描写です。

 撮影記録したRAW画像はパソコン上でViewNX2を用いてJPEG画像(長辺640ピクセル)に変換していますが、トリミング、露出補正、カラーバランス、輪郭強調など画像の編集調整はしていませんが、今回は本堂のシャドー部分のみ明るくなるよう調整しました。