おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 2 陰陽離合論篇 第六
第二節
天覆地載、萬物方生。未出地者、命日陰處、名曰陰中之陰。則出地者、命日陰中之陽。陽予之正、陰爲之主。故生因春、長因夏、収因秋、藏因冬。失常則天地四塞。陰陽之變、其在人者亦數之可數。
訳
天は覆い、地は下部にあり万物を載せ育成させます。
地中から未だ出ないものは、名づけて陰処といいます、これを陰中の陰といい、まだ地中にいて動きがないものです。
陽(春や夏)が四季の正常な気候を与えることができるなら、陰は万物を生長させ収穫する、生長収蔵が達成されるのであります。
故に春には発生し芽がでて花が咲き、夏に成長し、秋に収穫し、冬に貯蔵して一年のサイクルを完成させるとこができるのです。
もし春・夏・秋・冬の四季の陰陽の変化や万物の生長収蔵の規律が正常でなくなれば、生長収蔵せずとなり、四季の気は閉じ込められ移り変わりにも変化が起きてしまいます。
陰陽の変化、成り立ち、その数は極めて多く、また人体内の陰陽の変化、成り立ちも同様に変化して行き、推し測ることが出来ないということはないのです。
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