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陰陽離合論篇 第六 第三節

2010-07-10 09:22:21 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です


柴崎保三著鍼灸医学大系黄帝内経素問 
2 陰陽離合論篇 第六


第三節


原文

 帝曰。願聞三陰三陽之離合也。

岐伯曰。聖人南面而立。前日廣明、後日太衝。太衝之地、名曰少陰、少陰之上、名曰太陽。太陽根起於至陰、結於命門。名曰陰中之陽。中身而上、名曰廣明、廣明之下、名曰太陰。太陰之前、名曰陽明。陽明根起於兌、名曰陰中之陽。厥陰之表、名曰少陽。少陽根起於竅陰。名曰陰中之少陽。是故三陽之離合也、太陽爲開、陽明爲闔、少陽爲樞。三經者不得相失也。搏而勿浮。命日一陽。


訓読

 帝曰く「願くは三陰三陽の離合を聞かん」と。

岐伯曰く「聖人は南面にして立つ。前を廣明と曰い、後ろを太衝と曰う。太衝の地、名づけて少陰と曰い、少陰の上名づけて太陽と曰う。

太陽は至陰に根起し、命門に結ぶ。名づけて陰中の陽と曰う。中身より上を、名づけて廣明と曰い、廣明の下を、名づけて太陰と曰う。太陰の前は名づけて陽明という。

陽明は兌(れいだ)に根起す。名づけて陰中の陽という。厥陰の表、名づけて少陽と曰う。

少陽は竅陰に根起す。名づけて陰中の少陽と曰う。是故に三陽の離合たるや、太陽を開(カイ)と爲し、陽明を闔(コウ)となし、少陽を樞(スウ)と爲す。

三經は相失うことを得ざるなり。搏して浮すること勿れ。命じて一陽と曰う。

 

東洋学術出版社 陰陽離合論


 帝曰、願聞三陰三陽之離合也。

岐伯曰、聖人南面而立、前日広明、後日太衝。太衝之地、名曰少陰。少陰之上、名曰太陽。太陽根起於至陰、結於命門。名曰陰中之陽。中身而上、名曰広明、広明之下、名曰太陰。太陰之前、名曰陽明。陽明根起於兌、名曰陰中之陽。厥陰之表、名曰少陽。少陽根起於竅陰、名曰陰中之少陽。是故三陽之離合也、太陽為開、陽明為闔、少陽為枢。三者、不得相失也、搏而勿浮、命日一陽。

 

 帝曰く、願わくは三陰三陽の離合を聞かん。

岐伯曰く、聖人 南面して立つや、前を広明と曰い、後を太衝と曰う。太衝の地、名づけて少陰と曰う。少陰の上、名づけて太陽と曰う。太陽の根、至陰に起こり、命門に結す。名づけて陰中の陽と曰う。中身よりして上、名づけて広明と曰う。広明の下、名づけて太陰と曰う。太陰の前、名づけて陽明と曰う。陽明の根、兌(れいだ)に起こる、名づけて陰中の陽と曰う。厥陰の表、名づけて少陽と曰う。少陽の根、竅陰に起こる、名づけて陰中の少陽と曰う。是の故に三陽の離合や、太陽を開となし、陽明を闔(こう)となし、少陽を樞となす。三経なる者 相い失するを得ず、搏(あつ)めて浮すなき、命づけて一陽と曰う。


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