おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
『二つの型の神経痛』
吉益東洞(よしますとうどう1702-1773)という人
ひとくちに、神経痛、リウマチといっても、わが国には二つのちがったタイプがみられます。江戸時代の中期に、一人のお医者さんが京都へやってきました。
ところが、この地方には指やヒジが曲がったまま伸びないで、しかも下痢や疼痛をともなうという難病がありました。従来の漢方医がサジを投げていたやっかいな病気です。
その病を、このお医者さんが調合した薬がピタリと治したのだから、世間はアッと驚きました。
そのお医者さんこそ、わが国の漢方を確立した吉益東洞という人です。
純日本型にピタリ
京都は、盆地特有の多湿地帯のため、あまり体が丈夫でない人は、水分の代謝がうまくいかず、神経痛やリウマチにかかりやすいというところです。
吉益東洞のえらさは、こうした純日本的風土から生まれる病にピッタリ合った処方を発明したところにあるといえましょう。
それが、今日神経痛、リウマチに効果をあげている桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう:桂枝・芍薬・大棗・生姜・朮・茯苓各4.0;甘草2.0;附子0.5(適宜増量))なのです。
皮膚かわく万国型
純日本型の神経痛、リウマチは、あぶら手の人、汗かきの人に多く、もう一方のタイプは手や皮膚はカラッとした人に見られる万国共通型です。こちらの方には古来、薏苡仁湯(よくいにんとう・よくはくさかんむりに意:よく苡仁10.0;当帰・麻黄・朮各4.0;芍薬・桂枝各3.0;甘草2.0)という処方があります。
そもそも、神経痛やリウマチは、体の水分調節異常からおこるものなのです。
こたえるそこ冷え
湿気の多い地方、あるいはそこ冷えのするシーズンは、冷えのぼせの傾向がある人にはいちばんこたえます。水分の発散が、もっぱら皮膚表面にばかり片よってしまって、体温がうばわれ、体の節々の痛みとなって現われるのです。
カネボウ漢方資料 監修 薬学博士 渡辺武
神経痛、リウマチと漢方
防風通聖散、葛根湯、五苓散、桂枝茯苓丸、薏苡仁湯、桂枝加苓朮附湯、八味丸、ヨクイニン、越婢加朮湯、温経湯、麻杏苡甘湯、五積散、疎経活血湯、独活寄生丸等が有ります。
なぜ夏に、冷えで起こる神経痛の話題を取り上げたのかといえば、それは夏の水分の取りすぎが秋~冬になり結果として現われるからなのです、また春の花粉症にも影響を与えることもあるのです。
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1包60円