おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 評熱病論篇 第三十三
第二節
帝曰。有病身熱。汗出煩滿。煩滿不爲汗解、此爲何病。
岐伯曰。汗出而身熱者風也。汗出而煩滿不解者厥也。病名曰風厥。
帝曰。願卒聞之。
岐伯曰。巨陽主氣。故先受邪。少陰與其爲表裏也。得熱則上從之。從之則厥也。
帝曰。治之柰何。
岐伯曰。表裏刺之。飲之服湯。
語句の意味
身熱=①証名。全身の発熱をさす。<素問陰陽応象大論>
②潮熱に似て、全身に熱があるが、潮熱のように一定の時を定めて出ることはなく、また発汗をともなうことはない。この熱は少陽病や陽明病のときにみられるが、陽明病では悪風をともなわない。
<傷寒論太陽病中>「傷寒四五日、身熱悪風、頸項強ばり、脇下満、手足温にして渇するものは、小柴胡湯之を主る。」
③胸腹の常熱であるがその熱は肌膚にあり、身重微煩するもの。
潮熱=熱の状態が塩の干満のような周期性のあるもの、または潮が満ちるように高熱が続く状態。
風=①病因。六淫の一つ。陽邪に属し、外感疾病の先導となる。ゆえに外感の多くは風証であり、他の病邪と結びついて病となる。風寒・風熱・風湿・風燥などはこの例である。症状は、悪風寒、発熱があり、遊走性で変化しやすい特性がある。<素問風論>「故に風は百病の長なり。其の変化するに至りて、乃ち他病と為るなり。常方無く、然るに風気あるを致すなり。」「風は善く行きて数(しばしば)変ず。腠理開けば、則ち洒然として寒え、閉ずれば、則ち熱して悶す。」②病証の一つ。内風、風気内動。
風厥=ふうけつ。厥の風によるもの。驚駭、背痛、よく噫し、よく欠し、手足が搐搦するなどをあらわす。これは風邪を感受したのち、汗出て解せずによりおこる。<素問評熱病論篇>「汗出で身熱するは風なり。汗出で煩満し、解せざるは厥なり。病、名づけて風厥という。」<素問陰陽別論>参照。
搐搦=ちくじゃく。瘛瘲の別名。ひきつけのこと。発搐、驚搐、風搐ともいう。心肝の熱により目が一点を見つめ、手足がこわばり、手を握り、ピクつくこと。搦は手を握り固めること。<医方考>「搐は四肢屈曲の名、搦は十指開握の義なり。」
卒=ソツ。兵隊。下級の兵士。ニワカに。突然。しもべ。多数の人。古代の制で、三百軒の戸数。三十国のくに。ソツ・シュツ。死ぬ。天寿を終って、年とって死ぬ。オわる⇒終。
卒=そつ①尽きる、終る、全うする。
<素問蔵気法時論>に「愿(つつし)んで卒にこれを聞く」とある。これはつつしんで詳しくこれをたずねるということである。また、人の死亡あるいは寿命が終ることを卒という。②猝(そつ)の意味。
1)急に、にわか。突然。卒中とは中風である。卒瘖(そついん)とは暴瘖(ぼういん)
<霊枢経脈篇>であり、すなわち突然音声が出なくなることである。また卒疝<霊枢経脈篇>、卒痛(<素問挙痛論>)はともに、突然疼痛をわずらう病気。
2)あわただしい。意味を推し広めて軽率なこと。
<素問徴四失論>に「卒(にわか)に寸口を持つ」とある。これはあわただしく脈象を按じて調べることである。
③焠(さい)に同じ。焼くこと。
<霊枢四時気論>に「皆これを卒刺す」とある。すなわち針を焼いてこれを刺すことである。また「卒はその三里に取る」とは針を焼いて三里穴に刺すことである。
表裏
馬蒔の註・・・正に以て足の太陽膀胱經、風を受け、少陰腎經、それと表裏を為すなり。腎經、膀胱經の風熱を得るときは則ち気上って之に従い厥となるのみ。鍼灸医学大系
表裏刺之
*張志聡の註 「表を刺して以て風熱の陽邪を瀉し、裏を刺して以て少陰の逆気を下す。之に服湯を飲ましめ以て水津の汗を助く」と。鍼灸医学大系
服湯=ふくとう。内服すべき湯剤のことをいう。<素問評熱病論>「表裏之を刺し、之に服湯を飲ましむ。」
漢方用語大辞典、鍼灸医学大系
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