おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
柴崎保三著・鍼灸医学大系 ⑥ 黄帝内経素問 評熱病論篇 第三十三
第四節
(原文)
帝曰。有病腎風者。面胕痝然。壅害於言。可刺不(1)。
岐伯曰。虚不當刺。不當刺而刺。後五日其氣必至。
帝曰。其至何如。
岐伯曰。至必少氣時熱。時熱、從胸(匈の下に月・むね)背上至頭、汗出、手熱、口乾、苦渇。小便黄。目下腫、腹中鳴。身重、難以行。月事不來。煩而不能食。不能正偃。正偃則欬。病名曰風水。論在刺法中。
(訓読)
帝曰く「腎風を病む者あり。面胕(は)れ痝(ぼう)然たり。言に壅害(ヨウガイ)す。刺すべきや否(いな)や」と。
岐伯曰く「虚なるは刺すべからず。刺すべからずして刺せば後五日にして其の氣必ず至る」と。
帝曰く「其の至ること何如」と。
岐伯曰く「至れば必ず少氣し時に熱す。時に熱するは、胸(匈の下に月・むね)背より上りて頭に至り、汗出でて手熱し、口乾き、苦渇す。小便黄ばみ。目の下腫れ、腹中鳴る。身重く以て行き難し。月事來らず。煩にして食すること能わず。正偃(エン)すること能わず。正偃するときは則ち欬す。病名づけて風水と曰う。論は刺法の中に在り。
(1)可刺不 不は否と同じ
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