おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 評熱病論篇 第三十三
第三節
帝曰。勞風爲病何如。
岐伯曰。勞風法在肺下。其爲病也、使人強上冥視。唾出若涕、惡風而振寒。此爲勞風之病。
帝曰。治之柰何。
岐伯曰。以救俛仰。巨陽引精者三日、中年者五日、不精者七日。欬出青黄涕、其状如膿大如彈丸。從口中若鼻中出。不出則傷肺。傷肺則死也。
語句の解 2-2
巨陽引精者三日、中年者五日、不精者七日。
鍼灸医学大系(語句の解)
*巨陽精を引く者は三日、中年の者は五日、不精の者は七日 このままの文章では、其の内容は明確でない。三日、五日、七日とは、この日数で病気が愈ゆるという意か、それとも次の症状がこの日数つづくことを意味するのか。又巨陽精を引く者、中年の者、不精の者とは何の意味なのか、明確でない。従って臨床的研究と相俟って十分検討してみねばならぬところではあるが、ここでは一応、王冰及び張志聡の注の趣旨に従って解説することにする。
巨陽は太陽膀胱經のことであろう。霊蘭秘典論第八に「膀胱は州都の官、津液を蔵す。気化するときは能く出づ」とある。ここに気化するとは、つまり本文の「巨陽精を引く」ということではあるまいか。従って太陽の気が盛んであって腎精の邪水を引き小便より之を排泄するものは三日位で愈ゆということではあるまいか。中年になると太陽の邪気を引く力もだんだん弱って来る所からこれは五日位かかる。不精の者とは漸次老人になると精気の活動力も衰えるので七日位かかるということではあるまいか。
東洋学術出版社素問 【注釈】
巨陽 精を引く――呉崑の説「巨陽と少陰腎とは表裏である。腎は精の府である。精は陰を本質とするものであり、自分自身では動けない。必ず巨陽の気が精を引いて、はじめて泄瀉〔射精〕するのである。『巨陽 精を引く』というのはこのためである。これは少壮の人の場合であり、水〔たる精〕が火〔邪の熱〕を救うに足るだけあるので、三日で愈える。中年の人は、精はまだ尽きていないものの、少壮の人に較べれば弱い。そこで五日で愈える。老年の人は、天癸がもう尽きているので不精という。不精であれば、真陰が衰え壊れており、火〔邪〕を済(すく)うに充分でないので、七日を費やしてようやく愈える」。
鍼灸医学大系(語句の解)
*大さ弾丸の如し 上古に於ける弾丸とは石弓に用いるたまでつまり小石のことではあるまいか。つまり小石程もあるような洟の固りが、口中若しくは鼻中から出るということであろう。
弾丸大=だんがんだい。丸薬の大きさの表現方法。弾丸のような大きさで、長さが1センチメートル、重さが10グラムほどの大きさ。漢方用語大辞典
平成薬証論 ・・・荒木性次先生はこれを実物で測定し次のとおり決められたので、それに従って製丸している。
弾丸大=昔の鉄砲玉の大きさ 約三グラム
大塚敬節著傷寒論解説 傷寒論中の薬物 薬升
弾丸大―梧桐子十箇の大きさ。約二・〇g
漢方用語大辞典、明解漢和辞典、新・東洋医学辞書ソフト、平成薬証論、大塚敬節著傷寒論解説
ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。
簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。
本体価格
250g 8,000円
500g 15,000円