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虚秘=きょひ。 証名。正気が虚して、運行が悪くなっておこる便秘

2023-06-03 15:10:15 | 日記

昌栄薬品

虚秘=きょひ。 順番が逆になりました 

証名。正気が虚して、運行が悪くなっておこる便秘。気虚によるものは気秘、陽虚寒盛によるものは冷秘という。老人で体が弱く精血不足するもの、および産後血虚して津液少なくて便秘するものは、益陰養血・生津潤腸の法によい。

 

正気­=生命力・抵抗力のことで真気と同じ

気虚=気力の低下、気力の元となる栄養がとれない状態

陽虚=陽気の不足またはその機能衰退、一般的には気虚と腎陽の衰えのこと

寒盛=寒が盛んな病態、実寒ともいう

冷秘=便秘病症の一種で寒性の症状を伴い、陰結、寒結ともいう

冷秘=れいひ。

証名。陰結、寒結ともいう。これは脾胃の陽が虚して陰寒が凝結し、温めて動かす作用がなくなり大便秘結するものである。症候としては、唇に色なく口は和し、四肢温まらず、腰腹に冷えを感じ、あるいは腹中冷痛してあたためると気持ちよく、寒をきらい、小便は清長となって舌胖苔白、脈細無力となる。治法としては胃腸を温補する方剤を用いる。たとえば、半硫丸あるいは腎気丸に蓯容・牛膝などを加えて用いる。《済生方》参照。漢方用語大辞典

益陰=補陰に同じ。

補陰=ほいん。滋陰、育陰、養陰、益陰ともいう。陰虚証を治療する方法。たとえば、心陰虚で、心悸・健忘・不眠多夢・舌質嫰紅苔少・脈細弱にして数などをあらわすときは天王補心丹を用いる。肝陰虚で、眩暈頭痛・耳鳴耳聾・麻木・震顫・夜盲・舌乾紅少津・舌苔少・脈弦細数などをあらわすときには杞菊地黄丸を用いる。肺陰虚で、咳嗽気逆・痰少質粘・痰中帯血・午後の微熱・顴紅・盗汗・虚煩不眠・口乾咽燥あるいは音啞・舌紅少苔・脈細数などをあらわすときは、百合固金湯を用いる。腎陰虚で、腰痠腿軟・遺精・頭昏耳鳴・不眠・健忘・口乾・舌紅少苔・脈細などをあらわすときは六味地黄丸や左帰飲を用いる。漢方用語大辞典

百合固金湯:麦門冬;百合;当帰;地黄;芍薬;貝母;玄参;桔梗;甘草

左帰飲   :熟地黄;山薬;山茱萸;茯苓      ;炙甘草;枸杞子

六味丸   :地黄 ;山薬;山茱萸;茯苓;沢瀉;牡丹皮

杞菊地黄丸 ;地黄 ;山薬;山茱萸;茯苓;沢瀉;牡丹皮    ;枸杞子;菊花

左帰飲は杞菊地黄丸で代用

精血=生命活動を維持する栄養物質

養血=補血におなじ

補血=血虚証を治療する方法、養血ともいう

補血=ほけつ。

補法の一つ。養血ともいい、血虚証を治療する方法。血虚の症状は、面色蒼白あるいは萎黄・頭暈目弦・心悸短気・唇舌色淡・脈細などであり、四物湯や当帰補血湯で治療する。

 

クラシエ薬品 麻子仁丸 ましにんがん


効能
体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの次の諸症:便秘、便秘に伴う頭重・のぼせ・湿疹・皮膚炎・ふきでもの(にきび)・食欲不振(食欲減退)・腹部膨満・腸内異常醗酵・痔などの症状の緩和

価格
360錠 30日分 5,720円
180錠 15日分 3,020円