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八味丸にまつわる庶民小話 再掲載 女のほめる薬なり  八味丸はその主効から腎気丸と呼ばれ、その主薬からは地黄丸とも呼ばれています

2023-02-23 09:20:00 | 日記

昌栄薬品

トシ[老化]をとらない漢方薬 藤平健 渡辺武 より

八味丸にまつわる庶民小話 再掲載

  • 女のほめる薬なり

 八味丸はその主効から腎気丸と呼ばれ、その主薬からは地黄丸とも呼ばれています。

八味丸から桂枝と附子を除いた六味丸は六味地黄丸とも呼ばれて、庶民にも馴染みの漢方薬で、どちらも補血・解熱の効果があり乾血(貧血して血液循環が悪い病症や血液が停滞した症状)に特殊な効果がある地黄(薬性甘寒)がベースになっています。

 この本に書かれている

八味丸の多角的な応用、

即ち泌尿器用薬として、腎炎、ネフローゼ、尿崩症、膀胱炎、前立腺肥大症、夜尿症、糖尿病や

循環器用薬として、脳出血、動脈硬化症、高血圧症、低血圧症、

神経用薬としての、坐骨神経痛、椎間板ヘルニア、健忘症、ノイローゼ、

眼科疾患薬としての白内障、眼の混濁や眼底出血などの効果は、

漢方薬のプロが証に随って応用して始めて的確な効果が期待できる一発必中の小銃弾のような使用法で、訓練を経た狙撃兵である漢方家でなければ望めません。

 

漢方薬が唯一の治療薬であった江戸時代には、治療薬としての漢方薬を庶民でも使える大衆薬的な使い方に集約して買薬(家庭薬)が流行して、川柳などにもその消息がのこされてもいます。

それには八味丸が陽虚証、陰虚証の適応薬で、陽実証の人や陰実証の人には、不適格ですから、陽虚の薬物桂枝と陰虚に対する薬物である附子の二味を除いた六味丸ならば、支障がないし、副作用や薬害が避けられるので、保健薬ことに性生活に老若をかまわず賞用されています。

小銃に対して、機関銃のような一局面的な使用法です。

  八味地黄丸飲んでるそばに恋女房

  牡鶏すすめて玉子湯で地黄丸

  六味丸買いに女房の細い腰

 亭主がそっと服むだけでなく、女房が閨房の効果を期待して、亭主に進めている姿が活写されています。

  顔で追う蝿は六味にたかるなり

  八味地黄丸その罪人も少し誉め

  前句は腎虚失精で憔悴した亭主の持薬である六味丸をよみ、地黄丸を服用するのは男性側ですが、後句はその受益者は婦人であり、セックス過多で亭主を憔悴させ、インポにした張本人に当る女房も、八味丸の効果に胸おどろかせて、そっとなめてみるほどほほ笑ましい風景です。

次の二句では、ついに江戸時代の八味丸・六味丸の流行は、天下泰平を謳歌する時代相であることを物語っています。

  地黄丸女のほめる薬なり

  地黄丸はやりて天下泰平

 

東洋薬行 八味地黄丸 はちみじおうがん

【効能・効果】効能
体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿でときに口渇があるものの次の諸症:下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、軽い尿漏れ


価格
30日分 810丸 
1回9丸1日3回服用 
6,800円

 

クラシエ薬品 六味丸 ろくみがん

第2類医薬品

 こんな症状でお困りの方に!

  • 排尿困難●頻尿…などの症状の方に。

処方解説

  • 「六味丸」は、漢方の古典といわれる中国の医書『小児薬証直訣[ショウニヤクショウジケツ]』に収載されている薬方です。
  • 排尿困難、頻尿、むくみ、かゆみに効果があります。

成分

成人1日の服用量3包(1包1.5g)中

六味丸料エキス粉末・・・2,100mg

〔ジオウ2.5g、サンヤク・サンシュユ・ボタンピ・ブクリョウ・タクシャ各1.5gより抽出。〕

添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、ステアリン酸Mgを含有する。

効能

体力中等度以下で、疲れやすくて尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてり、口渇があるものの次の諸症:排尿困難、残尿感、頻尿、むくみ、かゆみ、夜尿症、しびれ

用法・用量

1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

成人(15才以上)・・・1回1包

15才未満7才以上・・・ 1回2/3包

7才未満4才以上・・・・1回1/2包

4才未満・・・服用しないこと

※ この医薬品の使用上の注意をよく読んで正しくお使い下さい。

90包 6,600円 税込価格


六不治=ろくふち <史記>「病に六不治あり。 下記の一から六までのようなことがあると、病はなおりにくい。

2023-02-22 10:39:34 | 日記

昌栄薬品

六不治=ろくふち

 <史記>「病に六不治あり。

下記の一から六までのようなことがあると、病はなおりにくい。

一に驕恣にして理を論ぜず。

驕=きょう、①おごる。(ア)たかぶる。人を見下げる。「驕慢キョウマン」(イ)わがままにふるまう。②おごり。おごること。③馬が人になれない。④あざむく。⑤さかんなさま。

恣=し。ほしいまま。①ほしいまま。かってきまま。思うまま。きまま。「放恣ホウシ」②ほしいままにする(ほしいままにす)。きままにふるまう。旺文社標準漢和辞典

二には身を軽んじ財を重んず。

三には衣食適する能わず。

四には陰陽並に蔵気足らず。

五には形羸れ薬を服す能わず。

六には巫を信じて医を信ぜず。」

 

<史記>扁鵲倉公列伝第四十五

人のうれふる所は病多くして医のうれふる所は治す道少なければなり、故に病に六不治あり、

驕恣にして理(どうり)を論ぜざる一の不治也。

身を軽んじて財を重んず二の不治也。

衣食かなふこと能はざる三の不治也。

陰陽あはせ蔵(おさ)めて気足らざる四の不治也。

形やつれて薬を服すること能はざる五の不治也。

巫(みこ)を信じて医を信ぜざる六の不治也。

この一ある者は則ち重く治し難し。

 

心と身体 どっちの疲れにも クラシエ 感應丸(かんのうがん)

クラシエ感應丸90包

効能

気付け、息切れ、動悸、ひきつけ、下痢、消化不良、胃腸虚弱、小児五疳、夜なき

販売名 クラシエ感應丸 4粒×90包

販売価格(本体)40,500円  税込み44,550円

               1包 590円

               9包5,000円

              21包11,100円

              30包14,850円

              42包21,580円

              45包22,275円

 


小児・学童にもひろがる八味丸証 トシ[老化]をとらない漢方薬 藤平健 渡辺武 より

2023-02-20 09:48:11 | 日記

昌栄薬品

トシ[老化]をとらない漢方薬 藤平健 渡辺武 より

  • 小児・学童にもひろがる八味丸証

 小児や学童では、桂枝と附子を除いた六味丸の適応症が多いことは、前項で書きましたが、附子の代わりに辛温剤お乾姜や山椒を配互した製剤が使われています。

今日の日本の社会状勢と食生活のひずみで、小児や学童にまで老化現象をあらわして、八味丸証が出現してきています。

 洋菓子や甘味ジュース類の流行は、砂糖による腎機能の活動を阻止して水滞を呈し、塩分の補給を忘れた果物の多食がそれに拍車をかけ、肉食偏向にもかかわらず、その中和剤ともいえる辛温薬の香辛料不足による食毒(血症・瘀血症)の累積や冷暖房による冷え・のぼせの増強から、さまざまなストレスによる早熟現象など、小児という新車を老朽車のようにしている近代社会では、古方の薬方が成立した時代相とは、全く違った条件で心身のひずみをいたいけない児童にまで負わせているのです。

 昨年、同学の裏辻嘉行博士の診療所の治験を漢方雑誌に発表された学童の八味丸による治験は、最近多い過保護で学習塾の負担を荷わされた子供の典型的な症例ですから、簡単に紹介してみましょう。

 患児は十歳の学童で、父は会社員、母はPTAの役員の教育ママで塾通いを強いられ、母が医院の受付事務員として勤務しているので、下校後祖父母の家で夕食後帰宅することが多い生活環境です。

虚弱でかぜをひきやすく、扁桃炎、気管支炎、胃腸炎などで、ほとんど毎月受診していて、約一年前から倦怠感を訴え無気力が主訴で来診しました。

初診時は、動作が活潑でない、表情に活気がない、寝付きが悪い、においがわからない、鼻づまり、くしゃみ、口渇、咳といった気毒症があり、鼻汁が多い、痰、手掌のしめり、皮膚がカサカサ、軟便、食欲不振、腹痛なその水滞があって、時々衂血(じんけつ)がでるという症候群からまさしくクラシエ薬品 小建中湯 しょうけんちゅうとうとみて、一週間投与し、メロンなどの果物や水分の制限を指示しましたが、あまり変化が認められませんでした。

 再診時、舌下面の舌静脈のうっ血、両側の下腹部腹直筋の緊張、軽度の浮腫、眼の辺縁の黒いこと、脈証が左右ともに女性脈を示していることから、

(男は寸・関・尺の順に脈の打ち方が強く、女性は尺・関・寸の順に脈のうちかたが強い)

漢方的には、小建中湯よりさらに上まわった水滞と冷えがあり、軽度の於血が認められるので、八味丸

(附子の代わりに山椒や乾姜を加えた・昌栄薬品注=旧カネボウの初期の八味丸は附子の代わりに乾姜が入っていました、現クラシエの八味丸は附子を使っています)

を、朝夕二回兼用したところ、四日後には、

「大分落ちついて勉強するようになり、朝起きもよくなり、しんどいともいわなくなりました」

と喜んで知らせてきました。それから半月後、足に「しもやけ」ができたといって来ましたので、今度は、辛温の強力な附子を加味した八味丸を投与したところ、二週間の服用で見事に治癒しました。

 その頃から冬休みの宿題を一日で片付けてしまい、久々に集中力がよみがえり、ぼんやりした顔付が見るからに男らしく、眼のくまどりも消えて、「一切の愁訴が霧散し健康をとりもどしたように思う」という、母親の喜びをかくしきれない顔が印象的であったと述べられています。

これは小建中湯の虚症に八味丸の虚症が加わった症です。

 

八味丸にまつわる庶民小話 薬学博士渡辺武著八味地黄丸トシ老化をとらない漢方薬より女のほめる薬なり②

2013-04-22 09:00:00 | 日記

 

東洋薬行 八味地黄丸 はちみじおうがん

【効能・効果】効能
体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿でときに口渇があるものの次の諸症:下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、軽い尿漏れ


価格
30日分 810丸 
1回9丸1日3回服用 
6,800円


七十二候通信 二十四節気 2月19日は雨水うすい 七十二候 初候2/19~ 土脉潤起 つちのしょううるおいおこる

2023-02-19 09:01:52 | 日記

昌栄薬品

海の精クラブより

季節を楽しむ

七十二候通信

「七十二候」は「二十四節気」の各節季を約5日ごと3つの候(初候、次候、末候)に分けたものです。ともに中国から伝わったものですが、中国の表現をそのままの「二十四節気」と違い、「七十二候」は日本の気候や動植物にあわせて修正されてきました。より身近な季節の移ろいを知ることができます。

二十四節気

2月19日は雨水うすい

降る雪が雨に変わり、根雪が溶けてせせらぎになるころ。

昔から農耕を始める目安とされてきました。

春一番が吹き、三寒四温を繰り返しながら暖かくなっていきます。

春の訪れを告げる山菜も出始めます。

天気予報では春一番が吹くかもしれないと。

七十二候

初候2/19~

土脉潤起 つちのしょううるおいおこる (雨が降って土が湿り気を含むころ)

降る雪が雨に変わり、凍っていた土も溶けて潤い、しっとりと柔らかくなります。

春泥(しゅんでい)は春の季語で言葉の通り春の泥のこと。

気温が上がり、氷や土が溶け、大地に根付く植物たちの成長の準備ができるころです。

 

ゴールド海の精 ごーるどうみのせい

ゴールド海の精

価格

500g 1,295円

 


八味丸 ハチミツと酒の効用

2023-02-18 10:00:09 | 日記

昌栄薬品

トシ[老化]をとらない漢方薬 藤平健 渡辺武

八味丸は服用時は十味丸である

  • ハチミツと酒の効用

八味丸 蜂蜜酒

 原典によった八味丸の構成パターンを、前項で製作したレーダーグラフでみますと、気剤・血剤・と脾胃剤それぞれ二〇%とそれに倍する四〇%の水剤から成り、温剤四八%(五十六%?)、寒剤二〇%の寒熱比となりますから。右上から左下にやや長い菱形の図型となります。表証や気毒症二〇%は、口渇・息苦しい、顔色が悪い、健忘症、眼がかすむ、不眠や神経症状、血毒証は動悸・動脈硬化・高血圧・低血圧・於血などが気毒症に並んで同率に発現しそれらを合わせた倍量の比率に排尿痛・排尿異常・むくみなどの水毒がある病像を持つことをあわしています。

 

 手の静脈の怒脹や右に示した表証が多いことは、体表と上半身に血液が多く分布している生理状態を示すもので、当然裏(胃腸)や下半身の貧血や機能低下、排尿排便異常、下腹部麻痺、腰痛、脚弱、精力減退が、水滞による冷えも合わせて惹起されるので、桂枝・附子に酒の辛温剤四八%の配剤が必須条件となり、脾胃剤としては、山薬だけでは不足するので、ハチミツが配剤して、これを補う必要に迫られることになって来ます。

 漢方薬の命題は身心のアンバランスの補正にありますし、上工は未病を治すといわれるように、漢方薬の要諦は、疾病の予防にありますから、次に当然おこり得るような他臓器への発病、この場合は脾胃の弱体化を護る用意が予め周到に計算に入っているのです。

 下記(本は点線)で示したレーダーグラフは、蜂蜜と酒服を省いたもので、大略のパターンはくずれていませんが、表症・気毒症に対する気剤と、脾胃症に対応する脾胃剤がわずか十二・五%になって、確かに不足しているので、気滞症の解消には程遠く、脾胃はその負担に耐えられず、食慾不振や胃症状があらわれることを物語っています。

八味丸 蜂蜜酒無し

 ハチミツと酒を考慮に入れないとき、八味丸の場合はレーダーグラフに異常な相違は認められませんが、六味丸のレーダーグラフは全く異常な類型を示しております。

六味丸蜂蜜酒無し

 酒服と蜂蜜を併用しないときは、水滞が甚だしいのに、表証も冷えもなく、かわりに血滞があり、それに伴う炎症・熱症がある左上から右下に偏った異常のパターンで示されています。これに相似のパターンは古方では四逆散(しぎゃくさん)・葛根黄連黄芩湯(かっこんおうれんおうごんとう)・黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)、後世方では、五淋散(ごりんさん)などが挙げられます。

 いずれにしても、急性症状に短時日の服用で、長期服用するような類型の薬方でないことを物語っています。水滞があるのに炎症血症の存在のために排尿がそれに伴わず、かえって冷えがなく、その上、体表からの体液の発散が円滑に行われていないという特殊な病像です。

 

東洋薬行 八味地黄丸 はちみじおうがん

【効能・効果】効能
体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿でときに口渇があるものの次の諸症:下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、軽い尿漏れ


価格
30日分 810丸 
1回9丸1日3回服用 
6,800円