5月22~23日に「かっぱら宿泊訓練」と銘打って、
お泊まり会をやりました。
参加した子どもたちは、小1~中1までの26名。
持ち物は、寝具、おやつ、懐中電灯、朝食、後は自分が必要だと思うもの。
8時に集合した子どもたちは、
持ってきた寝具を置いて仲の良い同士で場所どりをします。
前回は皆が乱れて場所取りをしていましたが、
今回は、多少例外はあるにせよ、
上級生と下級生が部屋の左右に分かれたのが特徴的。
前回、ゲームのソフトがなくなったこともあり、
今回はゲームの持ち込みをどうするかをあらかじめみんなで話し合いました。
自己管理で持ち込み自由と決めたにもかかわらず、
持ってきた人が少なかったのは経験から来る自己防衛でしょうか。
このお泊まり会には「きまり」は一つもありません。
しいて言えば、「あぶないので夜中に集会場の外に出ないこと」
後、「食べたお菓子のゴミはゴミ袋に捨てること」くらいかな。
普段は週1回1時間半のつきあいなので、
多少小競り合いもあるのですが、
約半日、いっしょに過ごすとなるとお互い上手に棲み分けしながら生活しています。
また、リーダーシップを発揮するなど、
普段はなかなか見えない良いところが見えてくる子どももいます。
比較的低学年がはやく寝るのですが、
「寝てる人がいるから静かにしろ」という上級生がいたり、
懐中電灯をおもしろがってちらちらさせている人がいれば、
「めいわくだからやめろ」と言う人がいたり、
私が教えなくても、集団のルールが自然にできてきます。
ただの素泊まりで何が楽しいのかな~と思ってしまいますが、
「またやろうね」と言ってくる子多々。
子どもたちは、自分たちが楽しく過ごすために、
自分たちなりのルールを自らつくっていっています。
大人はただそれを見守るだけでいい。
今、子どもたちを取り巻く環境に
「大人がつくったきまり」が多すぎるのではないか
と感じているのは、私だけでしょうか。
それは本当に子どものためになるのかな~。
子どもたちが刻々と成長していく姿をみて、
ふとそんなことを感じました。