かっぱらぱ編集室 つれづれ

かっぱら編集長がつづる日常のあれこれ。

不登校のきみへ⑧ もう一度、マインドフルネスのおさらい

2019-05-15 21:43:49 | 不登校のきみへ

前回から2日経ってしまった。

待っていたかな? ごめんね。

 

さて、「マインドフルネス」やってみているかい?

「そんなことやったって意味がないよ」…と思う人もいるかもしれないけど、

こんな例があるよ。

 

私の行っている学校で、

たくさんの人の中にいると緊張して気持ちが悪くなってしまう男の子がいたんだ。

その子は中3の受験生。

このまま行ったら受験ができなくなってしまうと悩んでいたんだ。

そこで、この「マインドフルネス」を教えて一緒に練習したんだよ。

それから、その男の子は家に帰ってからも、毎日練習したよ。

 

やり方は、

①椅子に軽く腰掛けて、背筋を伸ばす。

 

②目を閉じて、足裏をしっかりと床に着ける。

 

③鼻から息を吸って、鼻から吐く。鼻を通る息に意識を向ける。

(鼻が詰まっているようだったら口からでも良いよ。)

 

意識や注意を呼吸一点に集中させるのがコツだよ。

呼吸の速さは自分のやりやすい速さでOKだよ。

 

④途中で、頭の中に不安感や関係のないこと、雑念がわいてきたら、

頭の中に棚を作って、その上にそっとのせて、また呼吸に集中していく。

 

小川をイメージして、不安を葉っぱに乗せて、その川に流してもいいよ。

流した後に、また呼吸に注意を戻すことを忘れないでね。

 

⑤1分でも3分でも5分でも10分でも、自分が良いと思うまでやってみる。

集中できているときは、なかなか気持ちが良いよ。

 

これで良いと思ったら、目を開ける。

終わったら、きっと頭がすっきりしていると思うよ。

 

その男の子は、毎日これを練習したんだ。

受験がせまっていたからね。

 

1週間くらい経って、本人に様子を聞いたら、

「やろうと思って両足を地面につけるだけで、意識がすっきりする」って。

その後の受験も、もちろんみんなの中で受けることができたし、

うれしいことに、受験結果も合格、希望する高校に入れたんだ。

 

たくさんの人の中に入ると、不安な感情がわき起こり、

身体がストレス反応を起こしていたけど、

マインドフルネスを練習したことで、

ストレス反応をコントロールできるようになったんだよ。

 

マインドフルネスは、薬のような副作用もないし、

大人になってもずっと使っていける自分の強い味方だよ。

実は、これは心理学の中の最先端の手法の一つなんだよ。

 

ぜひ、練習してみてね。

次回は、「安心できる人を探そう」を書くね。(^^)

コメント
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