このブログを書いて、登校のボタンをプチッと押すのに勇気がいりました。
でも、がんばって書き進めていくね。
ちょっと心理学の話をします。
人は、「行動」を起こすときに、
かならずその行動をおこすための「きっかけ」があります。
逆に言うと、「きっかけ」によっては、「行動をおこなさい」という選択をとる場合があります。
たとえば、「学校に行く」と考えたとき、「不安な気持ち」や「怖いという思い」が出てくると、
「(学校に)行かない」という「行動」になります。
もう少し話を進めると、
「きっかけ」があり「行動」が起こる。
「その行動」に対して、なんらかの「報酬」があると、
「その行動の頻度が増える」という法則があります。
これは、心理学の「認知行動療法」の「オペラント学習」という法則なんです。
人(動物)は、すべてこの法則に従って生きています。
「学校に行く」ということに関しても同じことが起きていて、
「学校に行こう」と思うと「不安な感情が起きてくる」。
でも、「学校に行かない」「学校のことを考えない」ようにすると
「取りあえず安心でいられる」から、
初めは学校に行かなきゃと思っていても、
次第にそのつらさから「学校のことを考えないようにする」ようになっていってしまうんだ。
でも、学校に行かないということは、決して楽なことじゃないよね。
「みんなは行けているのに、どうして自分は行けないんだろう」と自分を責めたり、
お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃん、親戚の人から学校に行くように言われたりして
つらくなってしまう。
仲の良い友だちから「学校で待っているよ」と言われても、
「行けるもんなら行きたいよ」という自分の気持ちは理解してもらえず、
ただただ苦しい中で過ごさなければならなくなってしまう。
そんな中で、
スクールカウンセラーは、「子どもを学校に行かせるためにいる人」だから、
きみにとっては、
学校=スクールカウンセラーになり、
「スクールカウンセラー」=不安の対象 ということになるよね。
だから、会えない気持ち、とってもよく分かるよ。
悲しいことに、スクールカウンセラーの中にも、
「子どもを学校に行かせることを目的にしている人」、
「学校に行けないのは本人の問題だと考えている人」もいるから、
スクールカウンセラーという人全てが
きみに安心・安全をくれる人とは限らないということも事実なんだ。
どうして、スクールカウンセラーに会えないか、
そのこころのメカニズムを少し理解してもらえたかな。
次は、どうして不安反応が起きるのかについて書いてみるね。(^^)
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