先日のかっぱらぱ編集室で、
子どもたちと新しいオモチャで遊びました。
サイコロを振って、
でた色の木にお猿をぶら下げていくゲームです。
落ちると自分の「持ち猿」になり、
最後に自分のお猿がなくなった人から1番になっていきます。
単純だけど、意外と白熱しておもしろい。
そんな中で、ある男の子が、
低学年の子が落としたお猿を手伝ってとってあげていたら、
手が木にあたって、さらに数匹のお猿が落ちてしまいました。
盛り上がっていたこともあり、
みんなは手伝った子の「持ち猿」だ~と、
猿をその子のところへ置きました。
そのとたん、
今までにこにこ遊んでいたその子の様相が変わり、
突然、大声で怒鳴り始めました。
困って、どうして良いのかわからなくなったのだと思います。
「それはおかしいよ。僕は手伝っただけだから」
と、落ちついて言えば良いのですが、
うまく表現できなかったのだと思います。
すぐに、
「そうだね。Aくんは手伝ってあげただけだからね」
と、落ちた猿を私が引き受けて、ゲームを続行しました。
彼は、怒りを収め自分を立て直そうとして、
しばらくは混乱状態でいましたが、
時期、もとの彼に戻っていきました。
自分の気持ちを相手に伝えるというのは
本当にむずかしいものだな~と思います。
一つ一つのことが経験になって、
子どもたちはいろいろなことを学んでいくのですから、
こちらの意見を押しつけるのではなく、
子どもの心に耳を傾けて、
その声を聴いてあげ、答えてあげることが大切だな~と
最近、いろいろな場面で感じています。
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