日曜日から1週間弱程、夏休みをとって日本へ一時帰国しています。
マリあたりから特に調子が悪くなり、弦をかえて15分程演奏すると、数弦がビビリまくりで、バルト三国では強くピッキングするとチューニングがすぐおかしくなってしまう状態にさえなっていた今の旅ギターを、欧州でリペアするかどうか悩んでいたのですが、日曜日に都内の楽器屋で定価10万円のオベーションのアコギが6万円、試し弾きしたところまずまずだったので、思わず買ってしまいました。
かなり痛い出費なものの、2004年、2005年の中南米&南部アフリカの旅から4年間約50カ国を一緒に旅してきた今のオベーション旅ギターもいよいよ限界なので、思い切って新しい旅ギターを購入です。
でもって、早速日曜日に秋葉原で1時間半ほど駅の連絡通路で歌っていたのですが、警察がきて中止させられてしまいました。
アキバを選んだ理由は1つが宿泊先が近かったことと、先日の路上無差別殺人事件があった場所で、追悼の歌を歌いたかったから。
世界を旅していてあまりこのようなケースはありませんが、まだ東京にいたころ何度か同じようなことがあり、そういえば日本はこの数年とくにストリート・ミュージシャンにとっては、やりづらい国になってきていたのを思い出しました。
去り際、警察官に「どこだったら歌っていいんですかね?」と質問したところ、今はどこも厳しいんじゃないか?少なくとも「我々の管轄の千代田区は禁止だから、やるなら他所でやってくれ」と言われました。
少し不完全燃焼で終わったので、宿泊先への戻り道、今度は末広町の地下鉄連絡通路で歌っていたところ、30分程してから地下鉄の駅員がきてやめさせられました。
今度も同じく「東京の路上はどこも今禁止なんですかね?」とたずねると、駅員は「路上は自分達の管轄じゃないからかまわないけど、駅構内は駄目だよ」と一言。
うーん。なんだかなーという感じです。
路上音楽が禁止、それは法律だからと言われればしかたがないこと。
しかしやるなら自分の管轄以外でやってくれというのは、ちょっと違うなと感じてしまいます。
自国の文化を育て守るよりも、自分達の体面を守る方がこの国は大事になってきているのでしょうか。
これは現代日本の1つの縮図なのかもしれません。
さらに月曜日の夜は、昔の大切な当時の仕事仲間達と一緒に、久々の食事を共にしたのですが、その終わりに、少し悪乗りして、東京駅近くの地価連絡通路で2曲程歌ってしまいました。
曲数が少なかった為か、場所がよかったのかはわかりませんが、この日は特に問題なく終了。
山手線沿線をぐるりと回り、全駅付近で路上音楽を1日何時間やれるのか?試してみたいと思ったりして。
ついでに最短記録と、最長記録、そして警察、駅員のコメントとかも調査できそう。
(悪ノリしすぎ???)
それが終わったら47都道府県のメインステーションで試してみるか?
(おいおい)
路上音楽は迷惑防止条例違反?なのだそうですが(まあ注意されただけで終わりましたが)、アンプ使っているわけじゃないので、アキバ駅前のスピーカー大音量で叩き売りしている路上販売や、かわいい服着て沢山駅前や路上に並んでいるメイドさん達はなぜ注意されないのだろう?と不思議に思っている今日この頃です。
以前よく歌っていた渋谷駅前も、今はやはり警察にとめられてしまうのですかねえ。。。
それでは今日はこの辺で。