拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

久しぶりにクラシック音楽のCDを買いました

2011-08-21 | 音楽&MOVIE

先週日本へ一時帰国した際、久しぶりにクラシック音楽のCDを買いました。


約30年前となる1984年の録音で、アシュケナージのピアノ、ハイティンク指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団による「ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第二番ハ単調Op.18」です。


ベルリンフィル、ウィーンフィルに次ぐ、世界第三位のオーケストラとも言われるコンセルトヘボウの代表的な名演で、先日知人宅でこのCDを聴き、どうしても欲しくなって、帰国前にインターネット(Amazon)で購入し、実家へ配送してPickupしてきました。


そのおかげでドイツに戻ってきてから、我が家のBGMはずっとラフマニノフになっています。(笑)



ハイティンクは現在82歳、アシュケナージは現在74歳。

今なお二人とも指揮者として第一線で活躍しているのは大きな驚きですが、昨年幸運にもハイティンクとウィーンフィルとの競演を、ザルツブルク音楽祭で聴くことができましたが、お世辞抜きに本当に素晴らしい演奏でした。
(指揮者という仕事は年齢を重ねる程、良いものなのかもしれません)



1度生でラフマニノフの同協奏曲を聴いてみたいと思っているのですが、ドイツやオーストリアではロシアものは敬遠されがちなのか、なかなかチャンスがありません。
(チャイコフスキーですら滅多にありません)


やはりロシアまで足を運ぶしか無いのでしょうかねえ。。。
(でもロシアはビザが取りにくいし。。。汗)




なでしこジャパンvsなでしこリーグ選抜

2011-08-20 | 欧州サッカー&日本代表


なでしこJAPANとなでしこリーグ選抜の試合が、8月19日に東京の国立競技場で行われました。

東日本大震災復興支援・慈善試合と位置づけられたこの試合は、せっかく同日朝まで日本でSTAYしていたのに、残念ながら自分的には日程の都合でVTR観戦でしたが、フランクフルトの歓喜から1ヶ月たった今なお、なでしこジャパンフィーバーが続いていることを嬉しく思っています。


メディアを通して報じられている、彼女達が世界一に輝いた舞台裏での苦労話が、さらに人々を共感させているようですが(自分もミュージシャンをしながらバイトをかけ持ちしていた20代の頃を思い出しました。笑)、中田英寿氏が計画している元日本代表選手(男子)となでしこジャパンとの試合等、このフィーバーを一過性のものでなく継続性を持って、なでしこの選手達がサッカーに専念できる環境づくり&仕組みづくりを、感動の余韻が残るこのタイミングでぜひ実現して欲しいと思っています。



余談ですが、なでしこJAPANが優勝したフランクフルトでのW杯決勝戦で、記者の方からインタビューを受けた際の記事が新聞に載ったり、ドイツのTVで放映されたサッカー試合中継で偶然自分が画面に映ったらしく、後日仕事の同僚や友人知人から聞かされ知りました。


悪いニュースで記事にならなくてよかったですが(笑)、震災で沈んだ日本を元気付けてくれたなでじこジャパンを、次の目標であるロンドン五輪での金メダルに向けて、日本全体で支えていけたらと思っています。


頑張れニッポン!!!


※飛行機からみた、フランクフルトの歓喜の舞台となったヴァルトシュタディオン(Waldstadion)

帰ってきました

2011-08-19 | その他

日本からドイツに戻ってきました。

猛暑の日本と違い昼間で20~24度、朝夕は10度台前半とまるで秋のようですが、日曜日の天気予報では最高気温30度と、また夏が戻ってくるようです。

帰独早々、偶然通りがかった街頭テレビで、19日に行われた試合の長谷部選手の先制ゴールシーンが報じられていました。

残念ながら同試合はヴォルフスブルクの逆転負けだったようですが、同じ欧州で日本人が頑張ってくれているのは、やっぱり嬉しいものです。


それとCSKAモスクワの本田圭佑選手に、アーセナルが正式オファーを出したニュースを目にしました。

まだまだCSKA側の希望する移籍金と大きな差額があるようですが、セスクが抜けたポジションで本田選手がPLAYすることは、アーセナルにとっても本田選手にとっても、そして日本サッカー界にとっても、とても大きな意味があると思います。


アーセナルといえば、宮市選手が8月20日にもプレミアデビューか?と言われていますが、アーセナルのレギュラーポジションを狙う18歳の彼にとっても、今や日本代表の大黒柱と言ってもいい本田選手が同じチームでPLAYすることは、きっと大きなプラスになると思います。


選手の移籍はある意味「縁」なので、まだどうなるかわかりませんが、同チームのスター選手だったセスクのFCバルセロナへの移籍条件と言われている、成績に応じたインセンティブ移籍金制度(一定の成績を残すと追加で支払われるボーナス移籍金)等を使って、ぜひこの縁談がうまくまとまって欲しいと個人的には思っています。(笑)


インテルの長友選手は、先冬の移籍期限ギリギリでチェゼーナからの移籍が決まりましたが、欧州の夏の移籍期限は8月31日、あと10日程。最後まで目が離せません。

ヴェローナの結婚式(ヴェローナ/イタリア)

2011-08-18 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


先日ヴェローナの旧市街を歩いていると、イタリア人のカップルが、教会で結婚式をあげていました。


式の最後に2人で、メッセージが添えられたハート型の風船を、空に飛ばしていました。


ここヴェローナを舞台にした「ロミオとジュリエット」は悲劇の恋の物語ですが、この日偶然すれ違ったヴェローナの二人には、幸せな結末が待っているといいなと、空を舞う風船を眺めながら、そんなことを考えていました。

絶対食べてはいけない料理???(ヴェローナ/イタリア)

2011-08-17 | 世界の食


各地で美味しいご当地料理を食べることは、旅の大きな楽しみの1つで、時々このブログでもオススメ料理を紹介したりしていますが、本日は逆バージョンを。

先日イタリアのヴェローナを訪れた時のこと。

馬肉料理が有名と聞き、ロミオの家の隣にある郷土料理レストランでメニューを見ながら、「馬肉のステーキは美味しい?せっかくだからヴェローナの伝統料理を食べようと思っているのだけれど、、、」と店員に話すと、「どうせならこのスペシャルな一品が絶対オススメよ」と言われ頼んだのが、写真のPastisada de caval con polentaという、馬肉のぶつ切り煮込み料理。


何がキツイって、ニオイがすごくキョーレツ。

馬肉煮込みじゃなくて、馬糞煮込みの間違いじゃないか?って位、肉を食べると強烈なニオイが口の中に広がる。<ちょっと大げさか?


お味もかなり微妙なのだけど、自分にとってあまりにこのニオイが駄目で、一口食べただけでもうご馳走様という感じでした。

熊本の馬刺とかすごく美味しいと思うのに、なんでこんなにクサイのだろう???


時々ちょっと変わったものを各地で食べたりしてきましたが、これはチベットのバフ(水牛)よりも、グアテマラのアルマジロよりも、かな~りマズイ料理です。
(ちなみにオーストラリアのカンガルーや、南アフリカのダチョウは、比較的美味しい部類に入ります)


1度「世界の食べてはいけない料理選手権」でもやってみようか。


ヴェローナを訪れた際、間違ってもこの料理だけは注文しないように!
(こんな事を書くと、偶然これをみた人が怖いもの見たさで注文したりするのだろうか。。。汗)



ロバ肉のパスタ(ヴェローナ/イタリア)

2011-08-16 | 世界の食


ヴェネト(ヴェローナ周辺)のご当地パスタのビーゴリに、ロバ肉を使ったミートソースをかけた、Bigoli al forchio con ragù d' Asinoです。

ビーゴリは穴の直径が約3mm前後の太麺パスタで、水分少なめの生地をこねてプレス機を通して作られる為、表面がざらついており、ソースががうまく絡みやすいと言われています。

ヴェネトでは鴨肉のラグー(ミートソース)とあわせたりするようですが、ヴェローナは昔から馬肉やロバ肉が有名な為、「ご当地伝統料理」として、このロバ肉のビーゴリが食べられているようです。


ロバ肉はややパサつく感じがあるものの、水牛程でなくフツー食べられます。

お味も思った程クセがないので、せっかくヴェローナまできたのだから何か伝統料理を!という人には、お奨めの1品です。



ただやっぱりボローニャ等のエミリア=ロマーニャ州で食べるラグーのパスタの方が、個人的にはずっと好みです。(苦笑)


日本の夏

2011-08-15 | その他


1週間程お盆休みで、日本へ一時帰国中です。

ドイツはもう秋という感じですが、日本はまさに夏真っ盛りです。


昨晩は久々に故郷の花火大会へ足をのばしました。


じっくりと地元の花火をみるのは、学生時代以来???で、すごく懐かしかったです。



また機会あれば、旅先更新したいと思います。



※地元河川敷の花火大会での1枚

ロミオの家(ヴェローナ/イタリア)

2011-08-13 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


「ロミオとジュリエット」の物語に出てくる、ヴェローナにあるロミオの家です。

沢山の人で賑わうジュリエッタの家から徒歩数分の距離ですが、こちらは中に入場不可の為か殆ど人がおらず、言われないと気付かずに通り過ぎてしまいそうな位です。


ちなみにロミオの家の隣は郷土料理のレストランになっていて、自分はロバのラグー(ミートソース)のパスタと、馬肉の煮込みを食べました。


お味の方ですが、、、個人的にはやっぱり、牛肉や豚肉の方が好きです。(苦笑)

トンネル内の落書き(ヴェローナ/イタリア)

2011-08-12 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


ジュリエッタの家の中庭へと抜けるトンネル内に書かれた、大量の落書きです。

いわゆる相々傘に恋する二人の名前(もしくは自分と自分の好きな相手の名前)を書くそれの類のようで、自分が通りがかった時にも、女性が数人新しいメッセージをペンで書き込んでいました。

ロミオとジュリエットにあやかった「お約束モノ」の1つみたいですが、年に1回のようなどこかタイミングで、定期的に壁の塗りかえとかしているのですかね???

だって何年かして、リピーターが別の相手と来た際、元彼との相々傘があったら気まずいですもんね。


もっとも恋愛のサイクルが短い人には、かな~り微妙な場所でしょうけど。
<じゃあ名前書くなよって感じですが。(笑)

永遠の愛を祈る南京錠(ヴェローナ/イタリア)

2011-08-11 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


ヴェローナのジュリエッタ像の後ろにある、「永遠の愛を祈る南京錠」です。

恋する2人が、自分達の名前やら永遠の愛を~なんてメッセージを書き込み、永遠の愛を祈って南京錠に鍵をかけるのだとか。


日本でいうところの、縁結び神社の絵馬みたいな感じでしょうか。


鍵は川だかどこだかへ捨ててしまうみたいですが、環境保護的にはちょっと微妙です。

まあ「ゴミはきちんとゴミ箱に」と書かれた分別用のゴミ箱が置いてあっても、ムード台無しですけどね。(苦笑)