9月度推薦図書第二弾の紹介
今だ暑い日が続きます。
読書の秋には程遠い状態ですね。
冷房も弱めにしており、頭を使う
読書にはまだまだ、暑い日々です
。
さて、今月第二段の紹介です。
少々政治に偏った選択ですが、
悪しからず。
1、グルー 真の日本の友
著者:廣部 泉
出版社:ミネルヴァ書房
本書はグルーという人物に
目線を置いた20世紀の日米
関係史といえます。
米国には、常に2つの流れが
存在します。
この考え方を理解する上で
も、本書は読むに値する本
ですね。
グルーとは、この時代に知
日派と呼ばれる人々の代表
です。
一方で、親中派と呼ばれる
ホーンベックがおりました。
本書では「親の日本の友」
と表題されておりますが、
その真意は別として、彼が
非常に日本を理解していた
ことは確かです。
米国の政治には、相手国を
理解する人々を登用する方
法が確立されています。
その流れに沿い、グルーが
日本の政治に関与したこと
、影響を両国に与えたこと
は明白です。
個人グルーをとして、日米
の戦前・戦中を紐解く、
一助となるでしょう。
但し、読者の眼線で判断す
ることをお忘れなく。
2、水が世界を支配する
著者:スシーブン・ソロモン
出版社:集英社
水が次世代の課題であるこ
とを叫びだされてから、
数年が経過してます。
その事実は、ますます現実
味を帯びています。
著者がいう、「水は人類の
運命を左右してきた」は事
実でしょう。
そして、昨今の水被害もま
た、私達に水の別の側面を
見せました。
水、それは、人々に生命の
安らぎと恩恵をもたらす、
同時に、
激しく流れ、時に暴力的に
全てを飲み込む。
これもまた事実です。
水との付き合い方をもう一
度考え直す機会到来と著者
は我々に解き明かす。
汚染、気候変動、水不足、
現在の大量消費社会の存在
自体を変更させかねない大
変動が近いのかもしれない。
水の惑星=地球に生きる
私達の避けて通れない宿命
いま、政治もビジネスも水
を課題にすえなおす時期で
ある。
3、追加
西郷隆盛と幕末維新の政局
著者:家近 良樹
出版社:河出書房
目線が面白い。
別段新しいことではないが、
意外と考えつかなかった事
実です。
幕末の英雄に焦点を当てた、
人と健康(病気)と仕事の
かかわりが見えます。
仕事=幕末の英雄ですから、
政治ですが。
斉彬・久光・小松帯刀・
そして西郷
著者は病に倒れながら、
政治の表舞台から消えた英
雄を描く。
もし、・・・なら。
平成23年9月18日 川越芋太郎
今だ暑い日が続きます。
読書の秋には程遠い状態ですね。
冷房も弱めにしており、頭を使う
読書にはまだまだ、暑い日々です
。
さて、今月第二段の紹介です。
少々政治に偏った選択ですが、
悪しからず。
1、グルー 真の日本の友
著者:廣部 泉
出版社:ミネルヴァ書房
グルー―真の日本の友 (ミネルヴァ日本評伝選) | |
クリエーター情報なし | |
ミネルヴァ書房 |
本書はグルーという人物に
目線を置いた20世紀の日米
関係史といえます。
米国には、常に2つの流れが
存在します。
この考え方を理解する上で
も、本書は読むに値する本
ですね。
グルーとは、この時代に知
日派と呼ばれる人々の代表
です。
一方で、親中派と呼ばれる
ホーンベックがおりました。
本書では「親の日本の友」
と表題されておりますが、
その真意は別として、彼が
非常に日本を理解していた
ことは確かです。
米国の政治には、相手国を
理解する人々を登用する方
法が確立されています。
その流れに沿い、グルーが
日本の政治に関与したこと
、影響を両国に与えたこと
は明白です。
個人グルーをとして、日米
の戦前・戦中を紐解く、
一助となるでしょう。
但し、読者の眼線で判断す
ることをお忘れなく。
2、水が世界を支配する
著者:スシーブン・ソロモン
出版社:集英社
水が世界を支配する | |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
水が次世代の課題であるこ
とを叫びだされてから、
数年が経過してます。
その事実は、ますます現実
味を帯びています。
著者がいう、「水は人類の
運命を左右してきた」は事
実でしょう。
そして、昨今の水被害もま
た、私達に水の別の側面を
見せました。
水、それは、人々に生命の
安らぎと恩恵をもたらす、
同時に、
激しく流れ、時に暴力的に
全てを飲み込む。
これもまた事実です。
水との付き合い方をもう一
度考え直す機会到来と著者
は我々に解き明かす。
汚染、気候変動、水不足、
現在の大量消費社会の存在
自体を変更させかねない大
変動が近いのかもしれない。
水の惑星=地球に生きる
私達の避けて通れない宿命
いま、政治もビジネスも水
を課題にすえなおす時期で
ある。
3、追加
西郷隆盛と幕末維新の政局
著者:家近 良樹
出版社:河出書房
西郷隆盛と幕末維新の政局: 体調不良を視野に入れて (大阪経済大学日本経済史研究所研究叢書) | |
クリエーター情報なし | |
ミネルヴァ書房 |
目線が面白い。
別段新しいことではないが、
意外と考えつかなかった事
実です。
幕末の英雄に焦点を当てた、
人と健康(病気)と仕事の
かかわりが見えます。
仕事=幕末の英雄ですから、
政治ですが。
斉彬・久光・小松帯刀・
そして西郷
著者は病に倒れながら、
政治の表舞台から消えた英
雄を描く。
もし、・・・なら。
平成23年9月18日 川越芋太郎