日本の方向性?アニメ大国年収110万円のどん底
本日の読売新聞紙上で紹介された、上記アニメ
産業の平均収入は驚異的な数字である。
驚異的意味合いは悪い方に部類される。
いまや、世界中に広がる「クーク・ジャパン」
の波。
その代表格のアニメ産業が実は低年収に喘いで
いる。
アニメ産業だけではない。
クール・ジャパンを牽引する文化産業と呼べる
音楽やファッションも大差ない。
日本が高度成長で築き上げた物づくり大国の名
称は、豊富な輸出に支えられ、個人の年収向上
に貢献した。
しかし、現在の文化産業は、いずれも労働や貢
献の割に、収入という評価は低い。
理由は、そのコピー性にあるという。
海外を席巻するも金産まず。
新聞紙上では、何らかの保護が必要と説く。
さて、日本は第二ラウンドに突入したと私は考
えています。
日本がこれからも世界の中で存在感を示してゆ
くことは可能である。
その重要な要素が、「文化」である。
江戸の文化が世界を、西洋を刺激したように、
現在の日本の文化(いまだ文化輸出というには
心細いのであるが)は世界を刺激する要素が十
分にある。
文化輸出などと申し上げると、摩擦の原因と考
える方も多いでしょう。
しかし、いまやボーダレス社会と化した世界、
通信の即時性と広域性を得て、一国の中で収ま
ることは難しくなっている。
いい意味での汎用性である。
従来の海外進出は、イデオロギーとかポリシー
を極力排除した形で日本は邁進した。
欧米や現在の中国に比較して、珍しい存在であ
った。
それが成功したのが高度成長期であろう。
そして物づくり大国の名称を欲しいままにして
きた。
だが、情報化は否応なしに、技術の世界にも汎
用性を導入する。
独自性が薄まり、世界は面白みに欠ける一色に
染まる。
だが、世界の人々は、工業化・産業化では汎用
化を勧めても、文化面での汎用化は拒否するで
あろう。
唯一の例外がライフスタイルと憧れ。
日本がアジアを先導し、工業化の道を夢想させ
たように、世界を魅了し続けることができるか
が重要課題である。
その一つが、クール・ジャパンというライフス
タイルであり、憧れである。
文化輸出と言えるクール・ジャパンは、多くの
イメージと重複することで、他の日本製品自体
の地位確立や日本の国益に向上に貢献している
。
育成と保護、どんな形をとるかはこれからの課
題であるが、「日本的な匂い」を売り込むこと
が重要である。
その有効手段への正当な評価は不可欠である。
商品が良いから売れる。
それは当たり前。
イメージが良いから、売れる。
これが今後の日本製品の売り方であろう。
工業化製品との二人三脚での輸出が待たれる。
商品プロモーションには、ぜひ文化面でのプロ
モートを加えてゆきたい。
それが国益であり、日本の民の利益でもある。
イメージ産業と言える多くの文化輸出産業を育
て、評価し、利用することが義務である。
構築された日本のイメージのただ乗りだけは、
是非避けていただきたい。
正当な評価を彼らに捧げようではないか。
低所得、それゆえの離職率の高さ、
コピーの容易さ、
あまりにも低い評価は、改めたい。
日本ブランドを高める尖兵というより、鍵であ
る文化産業にこと光と評価を与えよう。
それは、まっとうな価値判断をそれぞれが持ち
合わせることから始まる。
政府や企業の果たす役割は重い。
そして、国民全体の個人個人の評価も変える時
期に来ている。
日本の未来は、世界に冠たる文化国である。
それは、「待ち」の体制では決して得られない
はずである。
平成25年3月20日 川越芋太郎
本日の読売新聞紙上で紹介された、上記アニメ
産業の平均収入は驚異的な数字である。
驚異的意味合いは悪い方に部類される。
いまや、世界中に広がる「クーク・ジャパン」
の波。
その代表格のアニメ産業が実は低年収に喘いで
いる。
アニメ産業だけではない。
クール・ジャパンを牽引する文化産業と呼べる
音楽やファッションも大差ない。
日本が高度成長で築き上げた物づくり大国の名
称は、豊富な輸出に支えられ、個人の年収向上
に貢献した。
しかし、現在の文化産業は、いずれも労働や貢
献の割に、収入という評価は低い。
理由は、そのコピー性にあるという。
海外を席巻するも金産まず。
新聞紙上では、何らかの保護が必要と説く。
さて、日本は第二ラウンドに突入したと私は考
えています。
日本がこれからも世界の中で存在感を示してゆ
くことは可能である。
その重要な要素が、「文化」である。
江戸の文化が世界を、西洋を刺激したように、
現在の日本の文化(いまだ文化輸出というには
心細いのであるが)は世界を刺激する要素が十
分にある。
文化輸出などと申し上げると、摩擦の原因と考
える方も多いでしょう。
しかし、いまやボーダレス社会と化した世界、
通信の即時性と広域性を得て、一国の中で収ま
ることは難しくなっている。
いい意味での汎用性である。
従来の海外進出は、イデオロギーとかポリシー
を極力排除した形で日本は邁進した。
欧米や現在の中国に比較して、珍しい存在であ
った。
それが成功したのが高度成長期であろう。
そして物づくり大国の名称を欲しいままにして
きた。
だが、情報化は否応なしに、技術の世界にも汎
用性を導入する。
独自性が薄まり、世界は面白みに欠ける一色に
染まる。
だが、世界の人々は、工業化・産業化では汎用
化を勧めても、文化面での汎用化は拒否するで
あろう。
唯一の例外がライフスタイルと憧れ。
日本がアジアを先導し、工業化の道を夢想させ
たように、世界を魅了し続けることができるか
が重要課題である。
その一つが、クール・ジャパンというライフス
タイルであり、憧れである。
文化輸出と言えるクール・ジャパンは、多くの
イメージと重複することで、他の日本製品自体
の地位確立や日本の国益に向上に貢献している
。
育成と保護、どんな形をとるかはこれからの課
題であるが、「日本的な匂い」を売り込むこと
が重要である。
その有効手段への正当な評価は不可欠である。
商品が良いから売れる。
それは当たり前。
イメージが良いから、売れる。
これが今後の日本製品の売り方であろう。
工業化製品との二人三脚での輸出が待たれる。
商品プロモーションには、ぜひ文化面でのプロ
モートを加えてゆきたい。
それが国益であり、日本の民の利益でもある。
イメージ産業と言える多くの文化輸出産業を育
て、評価し、利用することが義務である。
構築された日本のイメージのただ乗りだけは、
是非避けていただきたい。
正当な評価を彼らに捧げようではないか。
低所得、それゆえの離職率の高さ、
コピーの容易さ、
あまりにも低い評価は、改めたい。
日本ブランドを高める尖兵というより、鍵であ
る文化産業にこと光と評価を与えよう。
それは、まっとうな価値判断をそれぞれが持ち
合わせることから始まる。
政府や企業の果たす役割は重い。
そして、国民全体の個人個人の評価も変える時
期に来ている。
日本の未来は、世界に冠たる文化国である。
それは、「待ち」の体制では決して得られない
はずである。
平成25年3月20日 川越芋太郎