今回はコゲラも来ていました。おまけです。
我が家の台所の水道の蛇口は、10年ぐらい前に、温水器の着火不良で、東京ガスに修理をお願いし、その時に蛇口も一緒に交換した。機能的には、水道水と温水とを混合できるタイプで、シングルレバーである。この時も既に、シャワーヘッドを持つタイプがあったと記憶しているが、台所でシャワーを使うことはないため、標準タイプのものである。
温水と常温の水道水は、ヘッドを左右に回転すれば、一定の温水が出るため、冬場の炊事や食器洗いには重宝していた。しかし数週間前から止水が十分ではなく、完全に止水するために、レバーを数回動かすことが必要になった。そろそろ寿命かと思い、工事を行った東京ガスに連絡したところ、水回りの器具や部品は取り扱っていないとの連絡があり、部品メーカーに依頼するため、取り寄せに日数がかかり、故障状態を把握するため、技術者を派遣するため、派遣料が発生する。直接部品メーカーと相談されるようにとの返答であった。
故障原因は、多分シングルヘッドゆえの接続部分の疲労による摩耗と判断したが、果たしてそうなのかは不確実であった。部品交換だけで済むのか、それとも蛇口本体の故障か、その時には、新品の交換も視野に入れて、様子を見た。しかし、外見からでは判断がつかず、メーカーと品番を控えて、インターネットから、部品展開図と工事施工マニュアルをダウンロードした。それによれば、接続部分は、はめ込みタイプで、マニュアルによれば、上方に力を入れるとシングルヘッドのレバーだけが取り外せる。
それを知ったうえで、まず元栓を閉めた。シングルヘッドのレバーを取り外し、接合面が摩耗していることが分かった。次に在庫確認である。マニュアルではすでに生産終了品であったため、在庫がなければ、新製品との交換となるが、新製品も決して安いわけではなく、できれば、部品交換で済めばと願っていた。部品センターへ問い合わせたところ在庫があるとのことで一安心。部品代は2700円それに配送料を含めると3300円以内で注文することが出きた。注文してから3日後には部品が自宅まで届き、蛇口本体に取り付け無事完了した。
本体の値段が2万円から5万円することを考えると、1割で修理することができたことになる。これでしばらくは止水で悩むことはなくなりそうである。金属に見える部分は実はABS樹脂にメッキがされたものであり、接合部はポリエチレン樹脂のようであった。常に負荷がかかる部分で、10年の時の経過は既に交換時期だったのかもしれない。