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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

庭木の剪定その2

2016年10月15日 00時00分01秒 | 紹介

 秋晴れというのであろうか、なんとも形容しづらい一日であった。スッキリと晴れるのではなく、かといって、雨が降るではなく、雲が多い一日であった。空気は乾燥していて、寒さを感じはしなかったが、これも秋の天候である。まだ時期的には早いが、庭木の剪定に取り掛かっている。大きく伸びた徒長枝を中心に、切り詰める作業である。今年伸びた枝で、兎に角まっすぐに伸びていて、若い木肌には張りがあるが、大方いらない枝で、バランスを崩してしまう。

 

 庭木の剪定の原則は、丈が伸びすぎないように、頭を抑え、元気な枝を切り詰める。どうしても先端に近いほど樹勢が強く、下方ほど樹勢が弱いのが普通である。切り詰める場合には、節というか、この時期では、冬場に備えるために、新芽を保護している節の上方に鋏を入れる。切り口の面積を最小にすることも大切である。樹形を考えて、円錐形や、球形となるよう、成長することを考えて剪定するのである。

 

 ケヤキなどは放射状に枝が伸びるため、大体は想像がつく。厄介なのは、どこから枝が伸びるかわからない樹が多い。ブドウなども切り詰めすぎると枯れてしまう場合もあり、果実類は難しいといえる。剪定も多くの樹木に接して経験を積む仕事である。

 

剪定作業は、脚立を使う場合が多い。足場が良くないと脚立が安定しないばかりではなく、転倒しやすい。人間は2mぐらいから落ちると頭が重いため、首の骨を折れ易くなる。手足の骨折もつらいが、首の骨を折ると生死にかかわる重大事故となる。剪定は高所の作業もあり、できるだけ安全ベルトをして、危険を避ける。また、場合によっては、電線に接する枝打ちを行わなければならないが、感電しないように、雨天は避け、絶縁する保護具を身につけるべきである。もちろんヘルメット(安全帽)をかぶる。

 

自宅の植木を塀の外から剪定する場合には、作業中である旨の表示を何らかの方法で行い、車にはねられ、または三脚に車が接触する場合もあるので、十分に気を付けたい。大木や高木の伐採は費用が掛かるが、事故にあわないためにも、専門業者に任せるべきである。

 

電動工具、エンジン付きの草刈り(刈払い)機、チェーンソウは個人では資格はいらないが、危険性が高いため、できれば講習会等に参加し、実際に実機を触り、作動してみる。また安全上の取扱い説明を知っておく必要がある。