鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ジョウビタキの飛来

2016年10月30日 00時00分01秒 | 紹介

  ジョウビタキは冬鳥で、生息環境は市街地から低山の花壇や植栽地の多い公園、農耕地、河原、草地、疎林などである。雄雌とも1羽で縄張りを持ち、主に昆虫類やクモ類を採食し、様々な草木の実も食べる。オスとメスの違いははっきりしていて、オスは頭頂から後ろ頸までが灰白色で、顔から喉にかけては黒色、胸から尾まではだいだい色をしていて、風切り羽は白色である。メスはオスと異なり、全体が灰褐色をしていて地味な色であり、風切り羽の付け根は白色で、紋を付けたようである。紋付鳥などと呼ばれることもある。

 

 スズメ目ツグミ科で、体長は14㎝ぐらいである。今頃時期に中国本土から飛来し、春先までわが国で過ごす。この野鳥を見かけると、そろそろ冬の準備に取り掛かるが、昨日我が家の庭にもメスが飛来したのを目撃した。ヒタキと呼ばれる野鳥はどれもかわいらしい。目がぱっちりしていて顔立ちが良い。自分は、この野鳥が好きで、多摩川にもよく撮影にでかける。縄張りが決まるまではオス、メス同時に見ることができるが、縄張りが決まると、定位置にいるため、撮影しやすい。鳴き声を発することがあるが声が小さいため、あまりよくわからない。動かないわけではなく、居場所を変えるため、ある程度広範囲を探す必要がある。

 

 枝にとまると、尾羽を上下に動かすので他の野鳥との違いが分かる。決まった縄張りには木陰を作る大木があるようで、雨宿りのためかもしれない。大木の周りを飛び跳ねるので、しばらくジーとしているとこの野鳥を発見することができる。見つけられない場合には、しばらくたってから縄張りと思われる場所に再度来れば会えるので、諦めずに続けてみる。ジョウビタキも縄張りを数か所持つことも考えられる。その場所を巡回する名かもしれないが、オスとメスの縄張りは相遠くに離れていないように思う。

 

 野鳥の多くは縄張りを持つ。代表格はモズで、縄張り宣言を樹木のてっぺんでしている光景にであう。高鳴きで、けたたましく何種類か鳴き分けている。他の野鳥も鳴いていることはわかっているのであろうが、猛禽に狙われやすいのではないかと思うが、そうでもなさそうである。元気な鳥は狙わないのかもしれない。どこかで弱肉強食のバトルが行われている。体力が劣っている場合や、病気の鳥は間引きされるのであろう。

 

 今年もジョウビタキに合えると思うと気持ちが高まる。昨年と同じ場所に縄張りを作るのかそれも興味があるところである。