鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

秋の形容

2016年10月13日 00時00分01秒 | 紹介

 季節を形容する言葉は多い。中でも秋は読書の秋、芸術の秋、運動・体育の秋、紅葉の秋、天高く馬肥ゆる秋、食欲の秋等ちょっと思い出してもその多さに驚く。そのことからいえることは、何を行ってもよい季節ということであろう。天高くは、秋晴れの空の様子であるが、実際に、天を覆う雲が巻層雲、うろこ雲など高い空に生じるため、地上からの距離が長く、遠くに見えるためである。空気が澄んでいるのも、途中で遮るきりや雲が少ないためであろう。深呼吸するとさわやかになり、空気もうまい。

 

 久しぶりに、カメラマン仲間と会った。ようやく多摩川も野鳥の鳴き声が聞こえるようになり、中でも縄張りを宣言するかのように高なきするモズは季節の訪れを感じることができる。コサギやカワウの姿も増えているようで、遡上する小魚を追って活動が活発になっている。今日はイソシギ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイをカメラに納めることができた。オオタカも姿を見せたようで、猛禽類も姿を見せ始めた。

 

 河川敷にはドバトの羽とみられる散乱物がみられ、おそらく野良猫か猛禽類の仕業である。自然界の食物連鎖の現場である。実際にオオタカが小形の野鳥を襲う場面を撮った写真を見せてもらったことがある。それはすざまじいものであった。そろそろカモ類も飛来する。中でもコガモは、小春日和に、河川敷で寝ていることが多くあり、そのような状態を猛禽類が発見すると襲うと聞いている。油断大敵である。

 

 友人のブログにゴイサギの幼鳥が頻繁に掲載されているので、自分も出会えるかもしれないと思い、飛来すると思える場所へ向かった。そこには別のカメラマンもいたが、見知らぬ若人であった。ゴイサギの幼鳥は親とは似つかない体に斑点を持ち、茶色である。ホシゴイと呼んでいる。しばらく探したが見つからず諦めていた時に、カワセミを見つけた。

知人のカメラマンとも合流し、カワセミの撮影に時間を費やした。今回はオスとメスの二羽で、兄妹と思える。カメラマンによると定位置で、毎日来ているようである。

 

 これからの時期は、気温が安定し、過ごしやすい。夏鳥と冬鳥の交代時期で、楽しみな時期である。なぜかといえば、同時に同じ場所で遭遇することがあり、両者を同時に撮影できるからである。カメラの撮影はスポーツではないが、多摩川の土手を走る若者から高齢者まで、男女を問わず、多くの人に出会える。スポーツの秋を楽しんでいるように見えた。