鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

今季最後の柿の収穫

2016年10月31日 00時00分05秒 | 紹介

 朝夕ひっきりなしに柿の実に群がる野鳥、主たる捕食鳥は悪名高きムクドリの集団である。その数20羽もいる。あちこちの柿のみを捕食しているのであろうか。丸々と太っている。鳴き声は下手な歌手以下で、甲高い鳴き声と、争いの時に鳴く脅しのような声で、決して良い声とは言えない。それに合わせてヒヨドリのけたたましい鳴き声である。

 

 早朝からの喧騒はゆっくりと寝ていられない。意を決し、良く熟した柿の実の収穫を行うことにした。女房の便によれば、高いところの柿の木は滑りやすく枝が折れやすいといい、あまり乗り気ではなかったのであるが、駐車場に面しているため、車に落ちてへこみを作ることを気にしていた。しかし、道路から見上げると、この朝夕の寒さで、柿も色を良くし、食べごろだとわかる。

 

 曇天の中であったが、脚立はしごで自宅の駐車場の屋根に上がり、高枝鋏を使っての収穫作業を行った。スーパーで使うカゴにして2杯分はあったが、どれもよく熟していて、1週間前に収穫した時に比べ、一回り大きくなっていた。女房はさっそく友人等へ配送作業を行っている。前回は収穫時期が早かったためか、粒も揃わず、熟成の程度もまちまちであったので、再度送ることになったらしい。

 

 柿の実はビタミンCが豊富で、二日酔いにはよい特効薬になる。薬と思って食べるわけではないが、体を冷やす効果があるようで、体調もよくなるようである。渋みがあるので、ジャムには向かないといわれていたが、実際に熟しすぎた柿をジャムにすると、なかなかの美味で、翼に詰めることによって、保存も可能で、冬場、リンゴぐらいしかジャムは買わないため、我が家では重宝している。

 

 今回、庭木のイチジクが今年最後の収穫で十数個採れたため、柿と合わせてみたが、これも上出来であった。柿だけだと癖が若干あるので、シナモンの香料を入れることにした。口に入れた瞬間には味覚はシナモンの香りがするため、材料が柿であると見破るのは難しいが、口当たりがよいのは、孫が遊びに来て、このジャムを賞味してもらったところ、初めての味ということで、好評であった。

 

 熟していない柿は、調理用のポリエチレン“ジップロック”に入れて冷蔵すると適度に熟すとのことで、今回実験中である。柿の保存はできないと思っていたが、それも可能のようで、余り既成概念にとらわれずに何でもやってみることが大切のように思うようになった。このあたりの挑戦は、主婦の経験が役に立つようである。