時々出かけるレストランで郊外にある。郊外に住んでいて郊外とはおかしな表現であるが、自分なりに都会ではない隣の区の新興住宅街に近い道路沿いの店だからである。今回は土曜日の昼食時に行ってみた。相変わらず広めの駐車場は十台前後の駐車が見えるだけで、がらーんとしている。意識的に、土曜日・日曜日、祝祭日は混雑が予想されたので、避けるようにしていたが、普段と変わらない風景に、あまり意識しても無意味だと思った次第である。
毎回気になっていた入り口ドアが力を入れて引かないと開かない。以前、従業員に聞いたが、外と店内の風圧の差だという説明をしていたのであるが、外気は風もなく穏やかであった。店内もさほど空調が効いているようには思わなかったが、幾分暖気が流れていた。入り口のドアは風圧の差というのはおかしい気がしたが、客商売にしてはいい加減な店というどこか変な感じを持った。
そのことが気になっていた一つであるが、テーブルの椅子が前後にぐらぐらする。一度店員に椅子を変えてほしいとお願いしたところ持ってきた椅子も同様で、食事の時にぐらぐらするのはどうも落ち着かない。今回は直したようであったが、隣の場所には不良と紙が張られた椅子が2台あった。
注文が決まり、何度か呼び鈴を押したが、店員は注文取りに来ない。しばらくして女性のアルバイトと思しき店員が注文だけを取りに来た。横柄な女店員は、挨拶もせず、にこりともしない。セルフサービスで、サラダバーをお使いくださいとだけ言って店員は去った。サラダを食べながら、水が来ていないのに気づき女房が水をもらいに行ったがサラダバーのコーナーには水はなかったようで、別の店員が、水とフォーク、ナイフのセットを同時に持ってきて恐縮していた。
ほどほどのボリュームがあり、食事はおいしいのであるが、客の多くは工事現場から駆け付けたと思われる作業者が多く、ボリュームと値段からすればさもありなんと思えた。家族連れはパーティションで仕切った奥に参集していた。店の場所や、料理の質が良いのに集客できていないのは何か理由がありそうである。接客の悪さばかりではなく、アルバイトが中心となっているようで、入り口の周りの植栽や、周りの生い茂った雑草が妙に気になった。