鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

釣り道具の整理

2016年10月24日 00時00分01秒 | 紹介

 倉庫を整理することにし、奥の方から釣り道具が出てきた。ここ数年は野鳥の写真を趣味として撮っているので、釣りの方はしばらくやっていない。多摩川が近いので、中流域に住む川魚を中心に、延べ竿と細いテグス、丸浮である。就職したてのころから、赴任地が千葉県であったため、先輩に連れられて海釣りを始めた。木更津や富津海岸は遠浅で、投げ釣りが主であったが、カレイ釣りやアナゴ釣りに興じていた。次第に夜釣りを始めるようになり、岸壁からはクロダイがかかるようになっていた。電気浮を使って水深3mぐらいの深場を狙いオキアミや小ガニを餌によく釣れた。

 

 次第に大物釣りを楽しむようになったのは、2~3か所の転勤後であった。千葉の友人に誘われ、石鯛釣りを始めた。一方、本部に勤務となった後は、職員の釣りクラブに所属していたため、今度は舟釣りである。大磯から早朝に沖へ出て、いろんな種類の魚を釣っていた。アジ・サバが中心であったが、五目釣りや水深300Mの深海を狙い、ムツをよく釣った。

 ほとんどの魚種の釣りを経験した。そのせい釣りによって竿や仕掛けを変えるため、その量は膨大となっていった。

 

 息子と一緒に何度か磯釣りに行ったこともあるし、防波堤からクロダイ狙いや海タナゴ、メバル、メジナ等、テントを張って数日釣りを楽しんだこともある。振り返ってみると、釣りへの興味は父親が遠洋航海の仕事をしていたことに由来しているのかもしれない。早くに逝去したが、全盛のころは函館から北洋へ母船式のサケ・マス漁を手掛けたこと等も影響を受けたのもそうである。

 

 調理を始めたのは、子供のころ教わった出刃包丁や刺身包丁の使い方である。魚を調理するのは日常であったので、何の違和感もなく、大型魚の三枚おろしなども見様見真似で行っていた。就職後、独身の時で、釣った魚をさばき、刺身にして同僚にふるまったものである。

 

 定期的にリールや竿等はメンテナンスをしていたので、今でも使えるものばかりである。竿は若干旧式であるが、石鯛竿等も使えないことはない。舟釣りから離れたのも、同僚が高齢化し、釣りクラブ自体が解散してしまったのが原因である。船頭の逝去や、先輩の他界も関係している。電動リールなどの先端機器はどうもなじめず、次第に遠のいてしまった。昔を思い出しながらの作業で、竿の手入れや仕掛けは当時の出来事を昨日行ったような記憶の混乱で、過ぎし日を彷彿させる。