鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

掃除その1

2015年12月24日 00時00分01秒 | 紹介

 すす払いを本願寺系僧侶が本堂(本殿)の畳を棒でタタキ、大うちわで掃いている姿のTV放映を見た。毎年年末に行う行事とのことであった。その行事については口を挟む必要はないが、何とも古式ゆかしい行事として捉えればそれでよいのであるが、時代錯誤というか、伝統というのかは定かではないが、埃を舞上げてうちわで扇ぐとは滑稽という他はない。寺社が新年を祝うことと大掃除とは関係があるのであろう。掃除は埃を掃除機を使って吸引する方がよいのに、何故か拘りは健康管理上も決して良いことではないことぐらい、大僧正や管理者はご存じのはずであるが・・・・。

 

 仏像に積もった塵や埃は御身ぬぐいといっていたが、登山と同じロープで8字管(エイト管)を使っての昇降は、危険きわまりない。それこそ、専門業者が行えばよいし、今時、欄間や高所を笹を使って払うとは何とも指摘することすら馬鹿げてくる。パーフォーマンスはそのようなところで発揮しなくても良いと思ったのは自分ばかりではないであろう。人が集まる場所は特にインフルエンザや他種類のウィルスが多いはずで、消毒をしっかりと行うべきであろう。

 

 掃除は単なる動作だけではないのは承知のことで、雑菌発生を防ぎ、クリーンさを保つことである。空気中に舞い上がった浮遊粒子は重量があるため、いずれは落下する。今時はたきを使う掃除は家庭ではしない。換気扇を使い排出する方が合理的で、理にかなっている。水拭きも同様で、汚れの拡散は避けられない。寧ろ消毒液であるクレゾール石けん液をお勧めしたいところである。

 

 最近は多くの種類の洗剤が簡単に手にはいる。目的によって使い分けをすればよいと思う。年に一度だけではなく、常に気を付けておきたいのが掃除である。埃がたまり、コンセントのプラグがショートして火災となる例は珍しいことではない。埃がたまりやすいタンスやロッカーの裏は特に気を付けたい。下水周りはあまり気を付けて行ってはいない家庭が多いのではないであろうか。パイプが詰まってしまってからは汚れを取り除くのに苦労をする。排水管が詰まると異臭が立ちこめるので、直ぐに分かるはずである。定期的なパイプ洗浄剤なども利用されたい。

 

 気が付かないのは、洗濯機のカビである。カビといってもドラムの内側に付くカビである。これも洗浄剤が市販されている。カビで思い出したが、冬場にかけて発生するカビもあり、特に室内が暖かければ、室外との温度差で室内に結露する。ガラスコップにビールを注ぐと、水滴がガラスコップの外側(暖かい側)に付く。空気中の湿度が水滴となるのであり、同じ現象が押入などで発生し、カビの住処となる。


冬至が起点

2015年12月23日 00時00分01秒 | 紹介

  今年の冬至は12月22日ぐらいとされている。冬至の行事は全国的に行われていて、ゆず湯に入り、カボチャを食べるとのこと。二十四節気の一つであるが陰暦である。北半球では太陽から地球までの距離が最も短くなる日で、昼間が最も短くなる。逆に南半球では距離が最も長くなり、昼間が最も長くなる。1年を24に区分し、その起点が冬至である。

 

ウェッブ辞書によるともう少し専門的に解説している。参考までに引用すると、以下の通りである。

 

 現在、広まっている定気法では太陽黄経が270度のときで12月22日ごろ。恒気法は節気を夏至からの経過日数で定義するが、起点となる夏至は定気と同じ定義である。定気と恒気で一致する唯一の節気である。暦ではそれが起こる日を夏至とするが、天文学においては太陽黄経が270度となる瞬間を冬至と定義している。冬至の瞬間を含む日を冬至日と呼ぶ。期間としての意味もあり、この日から次の節気の小寒前日までである。西洋占星術では冬至を山羊座の始まりとする。

 

 二十四節気は1太陽年を日数(平気法)あるいは太陽の黄道上の視位置によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を伏したもの。二十四気ともいう。太陰太陽暦において、月名を決定し、季節とのズレを調整するための指標として使われる。分割点には12の節気と12の中気が交互に配され、各月の朔日(1日)が対応する節気前後になるように月名を決める。

 

 実際には月中に次の中気が含まれるように決める。例えば、雨水が含まれる月を正月と決めると元日の前後半月以内に立春があることになる。中気が含まれない月が現れた場合には閏月が設けられる。ただし、定気法においては例外の処理が必要となる。特に重要な中気である夏至・冬至の二至、春分・秋分の二分を併せて二至二分といい、重要な節気である立春・立夏・立秋・立冬を四立、二至二分と四立を合わせて八節という。

 

 また1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、それぞれをさらに6つに分けて24の期間を表すものとして使われることがある。この場合、二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた、七十二候という分類があり、各気各候に応じた自然の特徴が記述された。日本では暦注など生活暦において使われる。


お歳暮についての私見

2015年12月22日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 盆暮れの古くからの習慣は脈々と引き継がれてきた。今のご時世では、デパートの売り上げに影響するせいか、何でも統計数字となる。時期々のイベントの中でもお歳暮は、我が国にならではの販売方法を見ることが出来る。大手のデパートばかりではなく、大手スーパーでも特設コーナーを設け、多数の受付と事務処理のアルバイト店員が闊歩する。商品選びには、懐具合を心配しながらの好みの品探しに余念がない。必要悪との弊害などと称されることもあるが、お世話になった方々への贈り物は、お礼だけではない一種の感謝と、礼儀、儀礼、どちらかはっきりしないもやもやの思いが込められている。

 

 最近は、郵便局から全国の名産品等をカタログ販売しているし、ご丁寧に、昨年送った方の住所を前もって印刷された注文書が同封されている。期間限定で、割引もあるようだ。一時デパートの包装紙が品格を表すなどとされて、同じ品物であっても割高なデパートからの送付が流行った時代もあったが、その手の品格とやらは姿を消しつつある。デパート側でも、外商があり、特別な利用者にはそれなりの特典もある。割引が効いたりするのである。もちろん一般とは異なる窓口があり、優遇される。

 

 以前は職場の上司には必ず、額はさほどではなかったが、お中元とお歳暮は欠かさずに続けていた。職場は全国転勤があったため、3年ぐらいで配置転換がなされ、通常は上司との良好関係が生きる知恵として、関係のある期間だけは送ることにしていた。退職後は次第にその関係が薄れ、、現在ではほとんど行っていない。寧ろ、少なくなった叔父叔母・兄弟など身内に対象はシフトしてきている。

 

 本来の発生からすると、村社会の身内同士の儀礼が目的で、贈り物を献上する習慣があったのだろうと考えられる。身分の低い者からその都度、又は盆暮れになにがしかの品を献上していた。村の長(おさ)はその見返りに、争議の仲介、家庭内ももめ事の調停や、仕事の世話、婚姻の世話、死後に於いては葬儀の執行まで一切を取り扱う、お世話役であったのである。

 

 お中元やお歳暮は単なるプレゼントでないことは事実であろう。今は消えてしまっているが、地域の寺社もその任に当たっていたと推測され、自然な気持ちで、玉串、お布施などを献上するのが普通であったと思われる。その意味に於いては、企業人たるサラリーマンが、同様な企業社会の中での生きる知恵として、人事やもめ事の仲裁等を含め、上司に期待する期待感がお歳暮やお中元等の贈り物をする行為となり、村社会と共通しており、類似性を見出すことが出来る。


年賀状住所録管理

2015年12月21日 00時00分01秒 | 紹介

 年末に近づくと年賀状の準備が始まる。裏書きは、毎年変わり映えはしない。パソコンは年々バージョンアップされ、容量も大きくなるが、困ったことに、古いアプリケーションが動かなくなる場合もあり、アプリケーション自体もべージョンがアップされている。

 年々喪中のはがきが多くなる。多くはご両親が亡くなった通知が多いが、長年年賀状をやり取りしているご本人が亡くなられ、奥様やお子さんから喪中が届くのは何ともいたたまれない思いがする。一方で、欠礼の通知もある。施設に入られた方や同期で申し合わせを行い年賀状のやり取りを終わりにするとの通知である。

 

 確かに退職すると職場関係の方は疎遠になり、いつしか終わりになることも多い。電子メールでの年賀の挨拶は味気ないが、息災であればことさら年始のご挨拶も必要ないであろう。一方では、1年間の疎遠を詫び、元気な様子を一通の年賀葉書に託すことも捨てがたい。年々年賀状は虚礼廃止や、年末の多忙な時期に書く習慣に変化が生じているという。

 

 年の明けぬ前に元旦に届くようにと12月中に出すことも変な話ではある。いつ頃からそのようになったのかは定かではないが、子供時代でも年末に書いていたので、相当前からの習慣なのであろう。元旦に届く年賀状は受け取る側は大変結構であるし、相手にとっても同様なので、理屈はともかくとして、喜んでもらえるとの思いが習慣化されてきたのだと思う。

 

 さて、一年間の間に、住居の移転、病気入院、結婚、退職、勤務先の変更、住居表示の変更等様々な通知が届くが、通知をもらった段階で住所録の変更を行っておけば良いのだが、必ずといって漏れがある。いただいた葉書を見ながら住所録の整理に時間を費やすこととなる。喪中の通知をもらった翌年に住所録から欠落し、年賀状を出さなくなってしまうことが発生する。前年の年賀状を見ながら今年も書く方も多いようである。住所録の管理は思ったより大変である。

 

 時系列に並べて整理をするのも方法の一つである。最近は名刺をもらうことが無くなったので、アイウエオ順、親戚やいとこなどの身内、仕事や商売をしていないので、取引関係はないが、先生、上司、同僚、先輩、後輩、等と区分してみても、区分に収まらない方もいるため、いつも悩んでいる。

 

 結果、毎年行っているのは、喪中の方を除き、住所録のアイウエオ順に送信か未送信に分け、送信分だけを自動印刷している。それでも200通から少なくなることはない。ミスを防ぐのにはこまめな住所録情報を管理することであろうか。


タタキの塗装その2

2015年12月20日 00時00分01秒 | マニュアル

 前回は、2階のベランダと同様に丁度2階ベランダの真下になる1階のタタキ部分の防水施工を行っている。犬小屋と空調の室外機が置かれている。半分の部分の中塗り2回塗りが終わり、自家製パテの状況を見て、今回は割れ目の充填補強に焼石膏を使ってみた。

  コーキング材の乾きが悪いためと、自家製で作った砥の粉と水を練って、結合材(展色材)を酢酸ビニルエマルション塗料を混合した物の乾燥状態は、厚塗りには向かないことが分かったため、その理由は、薄く何度も塗り重ねれば問題ないが、厚塗りすると細かい割れが生じるためである。

 

 焼き石膏は、乾漆用に買ってある物で、一般的には骨折した場合にギブスとして使われている。水を加えて、攪拌するだけで、液状となり、型どりに使うが、扱いは時間との勝負である。石膏の量と加える水の量によって、固まる時間は若干異なる。だいたい今の気温は15℃以下であるので、気温が上がれば固化する時間は短くなり、気温が低下すれば長くなる。30分ぐらいで固化するので、その時間内に石膏を使い切らなければならない。

 

 手加減で、緩めにした石膏を金ヘラを使って割れた部分に飼い込む。余分な石膏はヘラでしごき取る。1時間もすれば、水分は抜け、固着する。時間が経てば結構堅くなり、割れ目部分のやせも少ない。強度な密着性があるわけではなく、割れ目の充填が目的であれば使用できる。本来ならばコーキング材が良いのであるが、高価であるため、他の材料を考えて行き着いた材料である。

 

 石膏が乾燥すると研磨紙で簡単に削り取ることが出来る。その意味では利用価値があるかも知れない。シーラー下塗り塗料や中塗り塗料との相溶性は同じ水性でなので可能であろう。石膏の上にはシーラーが塗られる。その状況での吸い込み具合を調べることにしたい。

 

 タタキは、地面の上に鉄筋をくみ、コンクリートを流して固まった後、モルタルで仕上げてある。側面は高さ15~20cm位で、5cmは土に埋もれている。土を取り除く作業が必要となる。施工時に埋められた砕石や、砂利が多く、掘り下げるのには体力を要する。TV番組で、何事もやってみなければ分からないという科学番組がある。おもしろくてよく見るが、やってみることによって様々な工夫が考えられ、失敗も多いが、理にかなえば活用できる場合もある。


市民アカデミー15後期映像・メディア10回目

2015年12月19日 00時00分01秒 | 日記

平成27年12月18日

  第10回目である。プロジェクトX「エベレストの熱き1400日間」と題して、NHKマネジングプロデューサー小原美和氏であった。多くの番組を企画されていて、生活ほっとモーニング、シリーズ日本のガン医療を問う、ハートネットTV(福祉番組)等を手がけていて、その番組紹介があった。プロジェクトXでは、既に187本が収録され、放映してきたが、女性の話は僅かに4本ということで、今回のテーマはその内の1本である。女性をテーマとした番組は、男女雇用機会均等法、女子ソフトボールチーム銀メダル、宝塚歌劇団の復活物語である。

 

 エベレストの熱き1400日間放映後の反響について触れられた。山岳家田部井淳子氏がエベレスト8848メートルの高さに女性だけのグループで世界初登頂されたことには驚きを持って捉えたれた。夢を持つこと、それを実現するために果敢に挑む姿を見て、男女の差はないとし、人として感銘を受けたとの印象が多かった。また、男性側の意見として、共感を得た、登坂計画の企画、資金集め、組織の統率、目標達成に向けて実行する姿は仕事面と大変類似しているとのことであった。さらには、10名の仲間全員の登頂が夢であったが、途中、高山病や、シェルパの都合、雪崩の遭遇等の難局を乗り切り、リスクを避けて1名であっても登頂に成功したことへの賞賛が集まったとのことであった。

 

 撮影班など協力者がどれだけいたのかという質問ではサポートするシェルパ、ベースキャンプまで50名はいたとの話で、撮影はカメラマン2名だけであったようである。費用については企業からの寄付や大学山岳部の負担などが得られずに、全体で4000万円を要した。ほとんどはグループメンバーの手出しで、最低150万円ほどを個人負担したようである。

 

 後日、この番組のフォローアップが行われ、女性だけのグループによる世界初の快挙はその後も高く評価されていた。番組では様々な苦労話が披露された。家庭を持つ主婦や仕事を持っていることによる企業側の厳しい目があり、そのことが強く表現されていた。家族の協力の上に成功したわけであるが、ある種の男社会からの脱却が見え隠れするドキュメントでもあった。そのように感じるのは、企画者の本音が織り込まれた結果であろう。時として、強烈なアピールとなることもあり、視聴者への誘導的な考え方を強制する場合もあるとの印象を受けた。ノンフィクションは脚色され易いため、注意が必要であろう。


郊外レストラン事情

2015年12月18日 00時00分01秒 | 紹介

 久しぶりに昼食を取りに最近オープンした郊外レストランに出かけた。車で30分以内で行ける近場であったが、普段、疎遠であった場所である。そもそもの情報は、最近放映されたカンブリア宮殿で取り上げられたハンバーグステーキを売り物にするブロンコビリー高津久末店である。ランチタイムは11時から16時まで、以前かっぱ寿司店があった場所である。

 

 回転寿司店は一時の隆盛は衰退しているようで、自宅近所の回転寿司店はコンビニに変わっている。この分野の店舗運営は厳しいのであろうか、あまり利用しないのでよく分からないが、我が儘な消費者の心変わりというか、飽きっぽい消費者の無い物ねだりか不明であるが、お客が離れるのは何か理由があるのであろう。

 

 今回始めていったハンバーグステーキは、炭火で焼かれ、ジューシーさが売り物ということであった。来店している客層は圧倒的に女性が多かった。サラリーマンとおぼしき男性客も散見されたが、子供連れはほとんどいなかった。高齢者も見かけなかった。セットメニューはそこそこの値段であり、大食家にはよいかも知れない。日頃昼食は軽めのそばやうどんを食することが多いが、ボリュームは満点である。

 

 外国人で美人の店長が見送りしていただいた。総じての印象は、たまに利用するのはよいが、高齢者には胃袋の負担が大きいようであった。着席したボックスは、ファミレスと同じであるが、仕切る壁は背が高いので、隣を気にしないで済むことであった。サラダバーやドリンクは種類が多く、バイキングスタイルである。広さも十分で、店員も良く教育されていた。

 

 成功するかどうかは特徴のあるハンバーガーがどれだけ日本人の食生活に馴染むかであろう。自分はまた行きたいとは思わなかったのは、食事のボリュームではなく、店の雰囲気に違和感を覚えたからである。食事で会話を楽しむのはよいが、どうも女性客の騒がしさには閉口する。小さな子供がうろうろするファミレスと異なっていたが、どうも特徴らしきところが見あたらなかったためである。

 

 得意客になれそうもないが、パンを売り物であったベーカリーレストランも最近閉店となった。郊外レストランはロケーションも大切であろう。顧客の対象を絞ることによって、ファミレスとは異なる道があるようである。


タタキの塗装

2015年12月17日 00時00分01秒 | マニュアル

 テラス下部のタタキは、モルタル仕上げであるが、2階ベランダと同じ表面構造である。今回2階のベランダ防水施工では考えていなかったが、塗料が余ったため、塗る場所を探していた。ベランダと比べると、ベランダが屋根になっているため、雨に直接さらされる場所ではない。しかし、築後30年ぐらい過ぎるとモルタル表面に微細なクラックが生じている。大きな割れはないし、あっても地面に接しているため雨漏りには関係ない。

 

 駐車場の床と同じで、どちらでも良かったのであるが、母屋の方を優先することにした。塗装工程はベランダの防水施工と同様で、中塗り層は2回塗りで良いであろう。コーキング剤は使い終わっていたので、購入するのは止めて、自家調整で作ることにした。

 自宅にある素材を使えば良く、材料も手作りといったところか。コーキング剤は充填材であり、一種のパテである。パテは樹脂と充填素材とが練り合わされている。充填効果が高い素材は、砥の粉や地の粉等で、比較的安い鉱物質などを用いる。

 

 樹脂は弾性のアクリルエマルション塗料を用いればよい。モルタル面に塗るので、アルカリ性に耐性があることが必要である。砥の粉は充填効果もあり、木材の目止め用にも用いる。砥の粉の塊状の物は細かく粉砕すればよいのであるが、パイプ状ののし棒などがあれば不要になった生地等に包んで、ハンマーで砕く、その後パイプでのして細かくする。砥の粉は吸水率が高い。ある程度水で練ってから水と同量の樹脂塗料を混ぜ、練り合わす。

 

 これで、にわかパテができあがる。たたきを掃除した後、金ヘラで、微細な割れ目に飼い込む。1時間程度で乾くので、シーラー(撥水効果がある)をローラーで塗布する。1回塗りである。養生は塗り分けが必要ではない部分が多いため、シーラー塗布後に行うことにした。本日は以上で作業を終わる。この後の工程は中塗り2回、上塗り2回で仕上げる予定である。

 

 気づいたのは、空調機の室外機から放出する水分によるコンクリート面の劣化が激しいことである。真夏は連日空調機を動かすため、常時水に浸される。特別に水路を付けるまでもないが、防水施工をしていなかったからである。

 

 今回強調しておきたかったのは、防水用のセメントフィーラーを購入しなくても自家製で十分間に合うことである。充填素材を固めるために上塗り塗料を混ぜることは応急ではあり、亀裂箇所の補強ではない。割れを止めるにはやはりエポキシ樹脂が高い効果を発揮する。