(講談社ノベルズ「獣蟲記」「双頭の蛇」 久美沙織 著)
帯のアオリもスゴイです。
『獣と蛇、六億五千万年の対決! 超「八犬伝」開幕!!』
八犬士に該当する八つの存在はその時代によっては全てが闇の存在であったり
半々に分かれて八犬士同士で戦いあっていたりしたという設定。
「魔界水滸伝」のグチョグチョなスプラッター展開+「ハイスクール八犬伝」の
読んでて軽くイライラするような友情・恋愛のこんがらがったキャラ関係。
全然爽快感が無い
ところがポイントですね。
一応三部作で完結予定だとかで、タイトルは発表済み。
・獣蟲記
・双頭の蛇 獣蟲記2
・獣の巣 獣蟲記3
・・・が、出ているのは2冊目まで。
本人も語るように大風呂敷広げまくったまま、収拾がほとんどついてないまま
2巻は終了。本当にあと1冊で完結するのか、完結するにはレンガ本@京極夏彦
ノベル位の厚みが無いと無理じゃないのかとか、それよりなにより3巻は
ちゃんと発売されるのかどうか。
獣蟲記は1994年、双頭の蛇は1995年。
そーしてそして、タイトル「獣の巣」として予定されている3巻目は・・・。
いつ出るんですか、久美先生。
無期延期状態だった『MOTHER3』だって発売されたんだから是非とも・・・!