韓国語には,日本人が苦手とする発音があるというコラムをいくつか書いてきた。
濃音や激音は,日本語の発音の中にないような,あるような…。
ところが,それよりもやっかいなものがあることを忘れていた。
어と오,韓国語を勉強したことのない人には,どちらも「お」に聞こえるはずだ。
어は口を大きく開けて「お」と発音する。
오は口を丸く尖らせて「お」と発音する。
まぁ,外国人のわれわれは日常会話では어と오の発音のちがいが聞き取れなくても,文章の前後関係から適切な単語として認識できれば,それほど深刻なものではない。
ところが,ネイティブはその発音のちがいをちゃんと聞き分けているのだ。
さてさて,かわいい韓国人の女の子と知り合いになったので,ちょっとお茶でも誘おうと思ったら,なんというか。
커피 한 잔 할까요?
直訳すると「コーヒー1杯,しませんか?」となる。
「コーヒーしない?」,「お茶しない?」という日本語自体,よくよく考えてみるとおかしい。
だがお隣の国,韓国でも,単語+할까요?で十分OKなのがちょっぴりおもしろい。
さて,発音の話に戻って,日本語でいうところの「コーヒー」をハングルで書くと커피なのだが,これを日本人が聞くと「コピー」と聞こえると思う。
語頭の커は口を大きく開けて発音する「コ」だ。
これを意識しないで口を適当につぼめて発音すると,下のように聞こえてしますのだ。
코피 한 잔 할까요?
おいおい,かわいい女の子を誘っておいて,「鼻血(코피)1杯どうですか?」はないだろう。
日本で「コーヒー」をちょっぴり気取っていうと「カフィ」になるかたといって,つい「カピ」と発音してしまったとする。
そしてさらに,1杯の「杯」という意味の語 잔を장と発音してしまうと。
카피 한 장 할까요?
コピー,1枚しませんか?
こうなっては,まったく意味不明である。
以上,発音次第で意味が変わるという話。
*古狸案先生の「役に立たないはずがない韓国語」から。(みなもとせいいち)
濃音や激音は,日本語の発音の中にないような,あるような…。
ところが,それよりもやっかいなものがあることを忘れていた。
어と오,韓国語を勉強したことのない人には,どちらも「お」に聞こえるはずだ。
어は口を大きく開けて「お」と発音する。
오は口を丸く尖らせて「お」と発音する。
まぁ,外国人のわれわれは日常会話では어と오の発音のちがいが聞き取れなくても,文章の前後関係から適切な単語として認識できれば,それほど深刻なものではない。
ところが,ネイティブはその発音のちがいをちゃんと聞き分けているのだ。
さてさて,かわいい韓国人の女の子と知り合いになったので,ちょっとお茶でも誘おうと思ったら,なんというか。
커피 한 잔 할까요?
直訳すると「コーヒー1杯,しませんか?」となる。
「コーヒーしない?」,「お茶しない?」という日本語自体,よくよく考えてみるとおかしい。
だがお隣の国,韓国でも,単語+할까요?で十分OKなのがちょっぴりおもしろい。
さて,発音の話に戻って,日本語でいうところの「コーヒー」をハングルで書くと커피なのだが,これを日本人が聞くと「コピー」と聞こえると思う。
語頭の커は口を大きく開けて発音する「コ」だ。
これを意識しないで口を適当につぼめて発音すると,下のように聞こえてしますのだ。
코피 한 잔 할까요?
おいおい,かわいい女の子を誘っておいて,「鼻血(코피)1杯どうですか?」はないだろう。
日本で「コーヒー」をちょっぴり気取っていうと「カフィ」になるかたといって,つい「カピ」と発音してしまったとする。
そしてさらに,1杯の「杯」という意味の語 잔を장と発音してしまうと。
카피 한 장 할까요?
コピー,1枚しませんか?
こうなっては,まったく意味不明である。
以上,発音次第で意味が変わるという話。
*古狸案先生の「役に立たないはずがない韓国語」から。(みなもとせいいち)