「언필칭 요순」という表現が辞書に載っていたが,はたしてこんな言い方をふつうの会話でするのかどうか調べてみた。
「언필칭 요순(言必称堯舜)」とは、「話をするたびに必ず堯帝と舜帝について言及する」という意味である。 堯帝と舜帝を理想的な君主とし、彼らの徳行を見習うべきだという文脈で使われる。 これは主に儒教文化圏で、古来より優れた指導者の徳目を強調したり、手本とすべき存在として語られてきた。
しかし、現代ではこの表現が日常的に頻繁に使われることはあまりない。学術的な文や古典の文献、または伝統について議論する場で見られることが多い。歴史的・倫理的な文脈で重要ではあるが、今日ではやや古めかしい印象を与える場合もある。 *外国語の辞書を編纂するときは,その語彙や表現をネイティブはどんな場面で使っているのだろうかという疑問に丁寧に答えるべく注記を記載するべきだと思う。
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