サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

CL決勝~FC東京vsサガン鳥栖観戦

2012年05月20日 | サッカー

土曜の深夜はチャンピオンズリーグ決勝。
朝までTV観戦。
バイエルンが先制した時は、さすがに決まったかなと思ったが、その後ドログバのとんでもないヘディングシュートが決まる。
あれにはノイアーも反応できないよなあ。
その後、延長でPKになった時とPK戦でノイアーがPKを決めた時はバイエルンで決まりかなと思ったが、いずれもチェルシーのGKツェフが勝利を手繰り寄せる。


ほんで午後は、味の素スタジアムでFC東京vsサガン鳥栖の生観戦。
チャンピオンズリーグのTV観戦より面白かったです。
FC東京の先発は、GK権田、DFは右SBチャン・ヒョンス、CBは徳永、森重、左SB椋原、
ボランチに米本、高橋、2列目右に長谷川、左に谷澤、トップ下梶山、1トップにルーカスという4・2・3・1。
サガン鳥栖は、4・4・2。
GK赤星、DFは右から丹羽、小林、キム・クナン、呂、
中盤は、ボランチに岡本、藤田、右水沼、左にキム・ミユ、2トップに池田、豊田。

怪我から復帰した米本を見るのは初めて。
長谷川は2列目の右に入るが、キム・ミユを気にしてポジションが下がったりと、なんだかゲームから消えている印象。
そのキム・ミユが中央を低い重心のドリブルで突進、右の水沼へ。
水沼が1トラップし、落ち着いてニアサイドに蹴りこみサガン鳥栖が42分に先制。
前半は、FC東京がポゼッションしているものの、ある意味サガン鳥栖のペース。
キム・ミユが上がり目のポジションを取り、逆サイドの水沼はバランスを取ったポジショニングをとりつつ、攻守に奔走。豊田が前線で起点になれているのが鳥栖の強みでもある。

1点リードされたFC東京ポポビッチがどういう手を打ってくるか楽しみな後半。

10分にチャン・ヒョンスと谷澤が退き、石川と渡辺が入る。
システムがどうなるのかと思ったら、高橋がCBに、徳永は右SB、長谷川は2列目からボランチへ、2列目右に石川、ルーカスは2列目の左へ、渡辺が1トップへ。
「点、取りに行くぞ!」という交代。

2分後には鳥栖も、池田に代え早坂を投入、4・2・3・1にし中盤を厚くする。
で、14分には水沼のクロスを豊田が体ごと押し込み、2対0。

FC東京は、前半とは違い、右サイドの攻撃が活性化。
サガン鳥栖を押し込む。

FC東京は、23分に、ボランチの米本をさげ、攻撃的なポジションの河野を投入。
ボランチは、長谷川と梶山の攻撃的なコンビとなり、ルーカスと渡辺の2トップに。

サガン鳥栖は、26分、ボランチの岡本を犬塚に交代。
右サイドの水沼を守備のケア?で、左サイドへまわし、変則的な4・4・2のような布陣に。
キム・ミユは、石川や徳永への対応でへろへろに。
FC東京の怒涛の時間帯が始まる。
30分に、右サイドのスローインから、石川がスルーパス、渡辺が裏に抜けゴールし、1対2。

鳥栖は元の布陣に戻す。

36分には、左サイドのスローインからルーカスがキープし、ゴール前に振りむきざまクロス。
徳永が折り返し、渡辺が押し込む。

さらにFC東京の怒涛の攻撃が続き、43分にFKのチャンスを得る。
自分が見ていた位置からは、ファールのようには見えなかったが。
石川のFKが鳥栖DFにあたり、跳ね返りが渡辺の鼻にあたり、ゴール。
なんと13分間で3点!渡辺のハットトリック。

この後、サガン鳥栖に追いつく力はもはや残っていない。
結局、3対2でFC東京の逆転勝利。

FC東京の逆転劇も素晴らしかったが、サガン鳥栖も途中までは本当にいいサッカーをしていた。

FC東京はポポビッチ監督になって、観て損のない試合をするチームになった印象です。