障がい者サッカー連盟JIFFが設立された。
(連盟のHP http://www.jiff.football/)
過去10年間各障がい者サッカーと関わって来た身としては、とても感慨深い。
JIFFとは、Japan Inclusive Football Federation。Inclusive(インクルーシブ)とは包括するという概念、つまり何者をも排除しないということでもある。
以前は健常者スポーツと障害者スポーツの管轄が違うということもあり、健常者サッカー(何だか変な言い方ですが)と障害者サッカーは分断されてきた。 以前も細いパイプが皆無ではなかったが、今後はJIFFが双方の大きなパイプ役となる。
障害者差別解消法が施行された4月1日、JIFFの設立発表会がおこなわれ私も行って来た。
発表会には各団体より1名ずつ選手も来場し挨拶や質疑応答に対応した。いずれの選手も旧知だったり、面識はなくても試合を観ていて知っている選手ばかり。
知的障がいサッカーの内堀選手などはうまく答えてくれるだろうかと勝手に心配したりドキドキしたりしてしまったが、それぞれの選手の受け答えからメディアの方々も何かしらのものを感じ取ってくれたのなら良かったのかと思う。
ろう者サッカーからは河野選手。河野選手は拙著『アイ・コンタクト』(岩波書店)で、人口内耳のフットボーラーとして紹介した選手。手話よりも口話を先に身につけたわけだが、発表会ではしゃべりながらの手話(というか手話がついた口話)と、音声日本語を発しない(しゃべらない)手話の2パターンで受け答えしてくれた。
多くの選手に共通していたのは、知ってもらいたい、プレーを見てもらいたい、日本代表と同じユニフォームを身に纏いたいという想い。
それらのことが実現できることを願っている。というか、願っているばかりでなく出来ることはやるつもり。
また発表会のオープニング映像を作らせていただき会場で流してもらった。こちらは後日HPにアップされる予定。
もう少しいろいろ書き込もうと思ったが、力尽きました。