京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

すっかり幕末ファンになってしまっている私。

2012-04-17 16:12:10 | 京の石垣。

もともと歴史の中での「近代化」に興味がある私…

とはいえ、あんまり明治維新には関心がなかったのですが、

(世界史の方が好きだったので)

マンガ「風雲児たち 幕末編」(みなもと太郎著)と

小説「世に棲む日々」(司馬遼太郎著)を読んで、

すっかり幕末のトリコになってしまいました。

 

人間が、学問の進歩ととともに、封建社会の矛盾に気付き、

新しい時代を作っていく、という世界的な動き。

その素晴らしさを思うと、体の中から感激がにじみ出て、泣きたいような気持になります。

というくらい、近代化とはすごいことだと思います。

 

そういうことが、ここ日本でもあったんですね~

よく考えると・・・

しかも、京都はその激震地だったのだ!

な~んて、いまさら言ってるのは、私だけかもしれませんが。

 

とても幸せな気持ちで、東山霊山の龍馬の墓近くにある、

「幕末維新ミュージアム」に行ってきました。

ザ観光地とは思えない!駐車場完備・8台停められます。

ただ今特別展をやってまして、

幕末の尊王攘夷運動の先駆けともなった

水戸学(黄門様の大日本史編纂事業に始まります)が取り上げられていました。

 

私の敬愛する?(といっても、ここ数か月ですが)吉田松陰さんの肖像画を拝んでまいりました。

彼の代表的な肖像画をご存知ですか?

キツネ目の古老風の男性をイメージされるかと思うのですが、

彼が亡くなったのは30歳・・・

よく考えたら、エライ老けた肖像画やな~と

横に展示してある銅像は、年相応な感じで作られていました。良かった。

 

肖像画と一緒に、自作の詩文がありました。

漢文なので、意味はさっぱり分かりませんでしたが、

「死することを恐れない」彼らしい文字が並んでおりました。

 

司馬遼太郎が、松陰のことを「過激者」とか「飛躍者」とか表現していますが、

また「婦人のような」とも書いています。

婦人のように穏やかであることを望んだ松陰。

そういうところが好きですね。

 

私は、まだ幕末史の安政の大獄以前しか読んでいないので、

展示のすべてを把握することはできませんでしたが、

近いことですし、子達をつれて、通いたいなと思います

駐車場がただ、というとこが素晴らしい

 

ミュージアムを出てからは、隣の山手にある幕末志士のお墓に行ってみました。

大人300円

入場料というより、施設維持費・・・と思って払いましょう。

有名な志士と言えば、坂本龍馬や中岡慎太郎・桂小五郎などですが、

全国各地、大勢の志士が居られたことに驚きました。

お墓とはいえ、美しい石垣だなあと・・・

人のお墓をパシャパシャ撮るのは気が引けますが、撮らせていただいた。

私が一目お会いしたかったのは、

肥後藩・宮部鼎蔵公。

吉田松陰の親友。

て書くと、ミーハーな感じですが。

小説の登場人物がここに眠っていはるのですから、やはりすごいことです。

興奮します。

松陰の清らかな友情物語は、軽薄な(言い切ってはいけませんが)現代日本にはない、美しさがあります。

たそがれる若!

 

遅めの昼食は、御幸町三条(ちょっとした若者スポット?)

三条パクチー

タイ料理・現地の食堂的雰囲気のお店。

この装飾は何ともグーです。

学食っぽい。

パクチーは、+100円で追加注文する形でした。

各種調味料も使い放題。

メニューは少ないが、ちょっとタイ料理が食べたいときには便利な店かと思います。

(そういうニーズが出てきたんでしょうね。)

 


らしからぬ風景?

2012-04-17 08:38:38 | 京の石垣。

春休みに行った二条城。

すっかり石垣写真のアップが遅くなっております。

お出かけ前に、数枚投稿します。

二の丸庭園

大名庭園らしい力強さです。

 

次、本丸の表門を過ぎたところ。

大きな石垣。

滞在時間が妙に長かったところ。

江戸中期ごろまであった天守閣の跡から、お堀を見下ろしました。

裏門?(西側)から天守閣跡。

名前忘れましたが、一番好きな門構えのところ。

あ~京都にもお城があったんだなあ、と思う場所です。

 

後日、詳しくアップします。