もともと歴史の中での「近代化」に興味がある私…
とはいえ、あんまり明治維新には関心がなかったのですが、
(世界史の方が好きだったので)
マンガ「風雲児たち 幕末編」(みなもと太郎著)と
小説「世に棲む日々」(司馬遼太郎著)を読んで、
すっかり幕末のトリコになってしまいました。
人間が、学問の進歩ととともに、封建社会の矛盾に気付き、
新しい時代を作っていく、という世界的な動き。
その素晴らしさを思うと、体の中から感激がにじみ出て、泣きたいような気持になります。
というくらい、近代化とはすごいことだと思います。
そういうことが、ここ日本でもあったんですね~
よく考えると・・・
しかも、京都はその激震地だったのだ!
な~んて、いまさら言ってるのは、私だけかもしれませんが。
とても幸せな気持ちで、東山霊山の龍馬の墓近くにある、
「幕末維新ミュージアム」に行ってきました。
ザ観光地とは思えない!駐車場完備・8台停められます。
ただ今特別展をやってまして、
幕末の尊王攘夷運動の先駆けともなった
水戸学(黄門様の大日本史編纂事業に始まります)が取り上げられていました。
私の敬愛する?(といっても、ここ数か月ですが)吉田松陰さんの肖像画を拝んでまいりました。
彼の代表的な肖像画をご存知ですか?
キツネ目の古老風の男性をイメージされるかと思うのですが、
彼が亡くなったのは30歳・・・
よく考えたら、エライ老けた肖像画やな~と
横に展示してある銅像は、年相応な感じで作られていました。良かった。
肖像画と一緒に、自作の詩文がありました。
漢文なので、意味はさっぱり分かりませんでしたが、
「死することを恐れない」彼らしい文字が並んでおりました。
司馬遼太郎が、松陰のことを「過激者」とか「飛躍者」とか表現していますが、
また「婦人のような」とも書いています。
婦人のように穏やかであることを望んだ松陰。
そういうところが好きですね。
私は、まだ幕末史の安政の大獄以前しか読んでいないので、
展示のすべてを把握することはできませんでしたが、
近いことですし、子達をつれて、通いたいなと思います
駐車場がただ、というとこが素晴らしい
ミュージアムを出てからは、隣の山手にある幕末志士のお墓に行ってみました。
大人300円
入場料というより、施設維持費・・・と思って払いましょう。
有名な志士と言えば、坂本龍馬や中岡慎太郎・桂小五郎などですが、
全国各地、大勢の志士が居られたことに驚きました。
お墓とはいえ、美しい石垣だなあと・・・
人のお墓をパシャパシャ撮るのは気が引けますが、撮らせていただいた。
私が一目お会いしたかったのは、
肥後藩・宮部鼎蔵公。
吉田松陰の親友。
て書くと、ミーハーな感じですが。
小説の登場人物がここに眠っていはるのですから、やはりすごいことです。
興奮します。
松陰の清らかな友情物語は、軽薄な(言い切ってはいけませんが)現代日本にはない、美しさがあります。
たそがれる若!
遅めの昼食は、御幸町三条(ちょっとした若者スポット?)
三条パクチー
タイ料理・現地の食堂的雰囲気のお店。
この装飾は何ともグーです。
学食っぽい。
パクチーは、+100円で追加注文する形でした。
各種調味料も使い放題。
メニューは少ないが、ちょっとタイ料理が食べたいときには便利な店かと思います。
(そういうニーズが出てきたんでしょうね。)