日々雑感

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自民党の行方

2009年09月19日 | Weblog
自民党の行方

いよいよ官僚依存内閣から、政治家主導の内閣へと変わり始めた。この交代劇がどれほどの成果を生むか。今から期待したいところである。

130年間も続いた政治形態が変わるわけだから軌道に乗るまではがたがたするだろう。

それにしても、明治維新に活躍した、西郷さんや、勝さんみたいに腹の据わった人物が見あたらないのは淋しい。
優れた少数の指導者にリードされて、彼らの指導の下に 国作りをした時代には、とにかく官僚制度を国や地方に張り巡らせて、上意下達的発想で国を治める以外、方法は無かった。

明治革命も考えられるが、それは日本人の気質に合わないだけでなく、日本の歴史上革命によって政権がひっくり返る歴史を経験したことがない。
日本人の本来の姿は礼節を重んじ恥の文化が伝統的に日本人の心の中にあった。

科学技術の進歩による社会の変化。また国際交流が盛んになって世界がグローバル化した今日、国民意識もそれなりに変わってはいくだろう。それ
は展望が開けない自民党政治に飽き飽きした気分が蔓延して、自民党は自ら政権の座からずり落ちた。

民主党は早速始動しているが、自民党は、世代交代だの、派閥解消だの、まだその辺でうろうろしている。 えこひいきなしにどちらが国民のために働いているか、一目瞭然だ。

余計な事ながら、自民党は保守政党として、将来どのような展望が開けるのだろうか。私の感覚からすると、現在民主党が行っている政治が決して進歩党のみがやるべきことではなく、保守党が行うべき政治であると思っている。
官僚依存政治が悪いというのは、官僚達が国民の方に目を向けないで自分たちの利益を優先させたところに多数の問題が噴出した。
政治は三流だが官僚は一流だなんて、とんでもない話だ。

公務員は国家国民のために働くことが要求されているのに、手前勝手な保身構造を作り上げるなんてもってのほかだ。官僚体制の腐敗の上にあぐらをかいていた自民党が政権から放り出されるのは当然の理である。

民主党は初動の勢いで自らの政治形態を作り上げていくだろうから、それは彼らに任せておいて、気になるのは自民党が今度どのような政策を打ち出せるか、その方がよほど気になる。

二大政党時代には勢力は拮抗する方が緊張感があって良い。冷やかしの目じゃなくて、真剣なまなざしで自民党の行く末を眺めたいものだ。