日々雑感

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白い杖

2014年11月19日 | Weblog
白い杖

白い杖を持った人がエスカレーターに乗った。自分もいちど真似をしてみたが、恐ろしくてとてものれたものでは無い。すぐ目を開けた。
人間は五感から入ってくる情報に対処しながら生活しているが、どれほど情報が目から入ってくるものだろうか。90パーセント以上ではないか。
白い杖を持った人は目からの情報が入ってこない。
これほど不自由な事は無い。

ところが人体には不思議な力が備わっていて、それをおぎなおうとする。どこかに欠陥が出ると、それを補おうとするメカニズムが働く。
例えばが視力に変わって聴力で補っていこうとする。
何がどうあれ視力を失うと言う事は不自由である事に違いない。
目が見えているだけでも幸せだと思わなければならないのに、普段はそれが当たり前で、ありがたみは感じない。
という事は与えられた条件を、人はそのまま受け入れると言うことなのであろうか。そこには感謝とか不自由とか言う概念は入り込まないのだろうか