ラリーのおしゃべり

首相官邸鼠捕獲長(Chief Mouser to the Cabinet Office)のラリーのツイッターがめちゃくちゃ面白い。就任時（＝シェルターから連れてこられた）にはBBCがニュースにしたくらい注目浴びてる猫なんだけど、こんなに政治的なしかも自由なツイートしてもいいのか？と思えるほど。

デイビッド・キャメロン元首相がダウニング10を去る時ラリーも連れて行くのでは？という話があったけど、首相官邸が「ラリーは公務員であってキャメロン家のペットではない」と発表し、キャメロン首相が議会で「愛していても連れて行けない」と答弁して笑を誘った。愛されているラリー、シェルター出身でマロによく似た猫なのじゃ。

上の写真がラリー。ね、似てるっしょ？

イギリスには、外務省ではパーマストンという黒白の野良猫出身のオス猫が頑張ってるし、スコットランドのウィスキー醸造所には昔からウィスキーキャットとよばれる鼠捕獲用の猫が飼われている。あの島には働く猫が多い。ってか、どんだけ鼠がいるんだよ〜、という話かもね（笑）。

ボリス・ジョンソンが外務大臣になった後のツイートの一つ

「英国の新たなミサイル防衛システム」とある。こいつ、蜂の巣になっちまえ、くらいの揶揄が感じられて面白い。実際下の写真にあるようにジェームズ・メイ氏（さすがにメイ首相の夫ではないらしい；笑）に「外務大臣はラリーがなるんだと思ってたのに」とツイートされ「ま、正直ボクがなったほうがいい仕事できたと思うけどさ」と返してる。

氷の女王と言われるテリーザ・メイ新首相は猫嫌いとも言われていた。けれど「テリーザはボクを膝の上においてなでなでしながら、マイケル・ゴーブをクビにしたんだよ〜」とあるように、ちゃんと膝の上に乗っけてもらえてナデナデもしてもらえてるらしい。それにしても、同じEU離脱派でも保守党党首選でボリス・ジョンソンを支持すると目されていたのに、立候補締め切りギリギリで自らが立候補届け出をしたマイケル・ゴーブ元法相には誰も同情しない、ってことやね。

が、映画に出てくる悪者の黒幕って、たいてい猫を膝に抱えて「あいつを消せ」とか指令だしてない（笑）？　ラリーって結構ブラックで自由で誰にも媚びてなくて、いいわ〜。時々覗きに行って、ラリーが隠れ離脱派だったとも言われる（移民に対してはすっごく厳しい姿勢だし）メイ首相にたいして、今後どういうコメントするかチェックだな。

さてさて、明日から大阪に出張なのでこれから準備じゃ〜

追記：革命記念日の夜にニースで起きた惨事を受けて、ラリーが速攻でトリコロールの写真とフランス語で「心がはり裂けそう」と悲痛な声を上げている。たしかに、いい外務大臣になれたかも（笑）