kebaneco日記

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無事帰国

2006年07月15日 | 仕事&いろんなお道具
香港を9時過ぎの飛行機で出発し、無事帰国した。途中台風を追い越したせいか揺れもあったけど、おおむね快適。

フライトは3時間半くらいだったので、映画はVフォー・ヴェンデッタ(V for Vendetta)を観て、その後持参していた来週の資料に目を通して、数学者の藤原正彦著「国家の品格」を読んだ。この著者、かぁ~~なり昔に「若き数学者のアメリカ」を読んだだけだったんだけど、最近気になってる言葉がタイトルになっていた本だったので新書版で軽いからということもあり手に取った。

内容はたとえば「自由」は権力を批判する自由以外はなくてもいいと思っている、そもそもそんなに自由じゃないし、みたいなかなり乱暴っちゃぁ乱暴な物言いなんだけど、自由とか平等とかいうコトバに我々が抱く幻想を指摘される心地よさがあった。

英語ができれば国際人になれるといった単純な論理の持つ危険にも頷ける。論理だけでは説明できないし世の中は回らないのに論理に対して抱く幻想、そうだよな~って。それに「駄目なものは駄目」っていう問答無用の世代間の価値観の共有ってそれなりの意味があるのに、一体いつから大人は子どもに「どうして?」「どうしてもよっ!」っていう会話ができなくなったのかなぁとも思った。

それに、同じく御茶ノ水大学で教壇に立つ哲学の土屋教授(名前度忘れ)と芸風(?)が似ているところがところどころあったりして笑えた。なんせ「品格なき筆者による品格ある国家論という極めて珍しい書」って自分でいってりゃ世話無いって・・・


そうそう、モリシシニアからお知らせいただいた携帯端末の海外での不具合。幸いなことにkebaは海外で「圏外」となってその状態が国内まで継続するっていう最悪の症状は経験してない。でも来週から9月末までの間、ドコモショップに持ちこんでソフトをアップデートしてもらえるらしいので暇を見つけて行かねば。

写真はVフォー・ヴァンデッタのホームページの写真集から拝借したのであ~る。

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