kebaneco日記

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ちりも積もれば・・・作戦?

2005年12月26日 | 折々の話題
数年前まで華やかだった改革推進セミナー。

企業として「変んなきゃ!」を全社一丸となって進めていくには、いかに高い目標を掲げていようとも、まずは簡単なことから初めて、成功の経験を積み、「変んなきゃ」に懐疑的な人たちをも巻き込まねばならない。てなわけで、変革の担い手となる主要な社員を会社の研修施設に泊まりこみさせて、経営革新とか変革推進といったテーマの研修会を開いていた。

そういうセミナーによく出てくる言葉にlow hanging fruitとcelebrateいうのがある。前者は「取ってくれ~といわんばかりにすぐ手が届く高さに成っている果実=簡単なこと」、後者は「褒め称える・お祝いする」ってこと。


たとえば、、、昨日スケート靴を与えられたのに、いきなりトリプルルッツ跳べっていわれても、でもって、トリプルルッツが跳べるようになるまでは何の達成感も感じられないような扱い方されたら、何ヶ月・何年も「まだだ」「だめだ」っていわれ続けたら、人間嫌気が差してくるよね、って話し。

そのため、「は~い、リンクのこっちからあっちまで、よろけないで滑れたね、やった~」とか「片足上げて滑れたね~」というように、トリプルルッツに至るまでの道筋をある程度細かいステップごとに分解して、ひとつのステップを完了するごとにささやかにお祝いするわけ。で、一つ一つのステップを達成したことがlow hanging fruitを手にすることであり、お褒めのコトバがcelebrateなわけです。

で、その話を初めて聞いたときに「幼稚園児じゃあるまいに。おっさん達こんなに懇切丁寧にしなきゃ、変化について来られないの?仕事でしょ?アホかぁ~」と思った。

でも、大掃除なぞしているとき=大志を抱いて物事をするとき(笑)、頭の中の完成予想図があまりにも立派で、ひとつ終わっても「ふ~、次はあれやって、その次は・・・」ってなってしまいがち。kebaは冬に1人で大掃除するなんてヤなので、夏と冬に分解してる=そもそもの大志が普通の人の半分の大きさだ。または、果物のぶら下がっている木の背が半分の高さともいえる。いずれにせよ、人より成果を手にしやすい状態にしてある。

更に、さらに

靴箱の掃除、洗面台の下の収納の掃除、水周りのパッキンの汚れなんかを歯ブラシで取る作業、って具合にひとつひとつの作業を小さく区切って「うしし、きれいになったぜ、ちょっとミカンでも」とやっていくと、あまり飽きないで仕事が進む。水を使っていると水フェチのマロが背後から迫ってくるので、お供もいるし(私は桃太郎か?)


で、ハタと気づいた。や~ね~、これって「アホやん」って思ってたlow hanging fruit作戦、keba命名「ちりも積もれば・・・作戦」じゃん、って。おっさん達、アホ扱いしてごめんね。kebaもアホでした

写真はさっそく登場したマロ様。まだきれいなお水なのでいいけどね・・・。このバケツのいいところは(遠近法で巨大に映ってるけど、普通のサイズです)フタ付きってこと。マロ対策として有効なのさ。

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