kebaneco日記

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サッカーっていい! だから・・・

2010年07月01日 | サッカー&スポーツ
日本代表にとってのワールドカップは終わってしまった。でも、出そろった8チームのこれからの試合を想像するだけでも楽しみ。スカパーは実況も解説も試合後のスタジオでのやり取りも、極めて質が高く楽しい。個人的には倉敷保雄さん好きだなぁ。さえない風貌(すみません)とは不釣り合いな、ウィットに富んだセンスの良い発言と時に大胆なコメント、そして選手たちとサッカーに対する優しい愛情。インパクトの強い言葉と大きな声で勝負している地上波の中継との差は歴然。

自分の局が中継する試合にむけて、なんでもいいから盛り上げて視聴率を稼げばそれでいい、みたいなのは今回のベスト16入りを機に一切やめてほしい。そこにはサッカーという競技に対する愛着も、サッカーのために何かを犠牲にして頑張っている選手に対する尊敬の念も愛情もない。主役は選手なのであって、スタジアムに行ったことすらなさそうな、素人と区別のつかないような中途半端なタレントとかうるさいだけの芸人じゃない。プロが国を代表して真剣勝負してるんだから、プロならではの目線で冷静にコメントできる人をお願いしたい。でなければ、毎回そうなるように、繁華街で深夜集まって騒ぐためのきっかけがほしい人たちを煽るだけ。まったく失礼な話だ。

テレビよ、日本のサッカーの進化のスピードに追いついておくれ。

さて、今回の結果を受けて、日本国民の岡田監督に対する評価が高まっているといわれる。確かに隠れMVPと思える阿部選手をアンカーに起用したのは評価できる。あれだけのバッシングに耐えて結果を出した強靭な精神力には脱帽だ。だけどあたしは、何といわれても、結局最後の最後まで「玉田信仰」を捨てられられなかった岡田監督に「よくできました」という評価を下すことはできないのじゃ。

主人に「そう総括しますか・・・」と笑われても、駒野選手が泣かなきゃならなくなったのは、岡田監督のせいだと信じて疑ってない。なぜあそこで玉田選手だったのか、どうして森本選手じゃなかったのか、ちゃんと総括してよ。ご自身が語っているように「もうひと試合やらせたかった」ならば、なおさらあそこは森本ざんしょ?って。ドイツ大会の時の内部崩壊したチームとは全く違う、テレビで見ていて期待感が湧き上がってくるようなチームだっただけに、本当に残念だ。

まぁ、ご本人は日本サッカーを背負うつもりはないとおっしゃっているので、二度と代表監督というポジションの岡田さんの姿を目にすることはないであろう。それが彼なりの総括ってことなんだろうか。御苦労であった、下がってよろしい(苦笑)。

その、岡田監督が泣かせることとなった(あくまであたしの私見ですが)駒野選手を慰めるのは、試合中マッチアップしていたヴァルデス選手。何て言っていたかが話題になってるけど、そんなのどうでもよくなる光景だ。戻ってくる駒野選手を迎え入れる日本代表メンバー、手をとる中沢選手、一緒に泣く松井選手にも感動したけど、(写真はこちら)敵チームの選手からも慰められている姿、サッカーってやっぱりいいなぁ~と、ジーンとくる。そうなんです、いいんです、サッカーって。まぁ、負けて握手を執拗に拒否したフランスのドメネク監督みたいな狭量な御仁もいるけどねぇ~。

試合後のインタビューで長谷部選手が口にした「ほとんどの選手がJリーガーなので、みなさんでJを盛り上げて」っていうのメッセージ、自分はブンデスリーガにいるのに本当に偉いと思った。選手同士がお互いを認め合っていいチームができていたんだな、と思える言葉だった。

我が家にとってのJの次節は8月28日土曜日のレッズ対アントラーズとなる予定。7月には埼玉ダービーもあるんだけど、現在未定。みんな、Jリーグを観に行きましょ~。誰でも最初は初心者さ。次のブラジル大会に向けてサッカーファン倍増計画じゃ。そして、センセーショナリズムで煽って絶叫で中継する番組を一掃しちゃお~。

写真はサンスポから拝借しておる

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