暮らす、生きる、繋がる、持続可能な未来

人も社会も、成長と負荷を切り離して、落としどころを考える。

エコ検定フォロー講座 No.6

2019-01-10 10:48:32 | ビジネス・教育学習
◇新聞記事をスクラップすることを忘れていまして、存在不明です。
◇新年早々、チコちゃんに「ぼーっとして生きてんじゃないよ!」と叱られそうです。
◇我々が当初便利だと思っていたもので、今は大変なリスクになっている「ベスト3」の話題です。
◇「フロン」と「PCB(ポリ塩化ビフェニル)」と「プラスティック」です。
◇勿論、エコ検定の範疇ですので、おさらいをしていきます。

◇ポイント①:処理が困難な廃棄物の一つがPCB
 ・1972年以前に製造されたトランスやコンデンサーなどの電気機器製品に含まれている。
 ・1968年に西日本中心にPCB等で汚染された米ぬか油による食中毒事件で表面化。
 ・PCBが変化したことにより起こるダイオキシン汚染が原因とされる「カネミ油症事件」です。
 ・しびれ感などの多様な症状が発生し、改善には時間がかかり、今も苦しんでいる人がいる。
 ・1973年「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」で製造・輸入・使用の全面禁止。
 ・2001年「PCB特措法」制定により、2027年3月事業完了を目指して処理体制を整備。
 ・化学物質の環境汚染への警告書として「沈黙の春(レイチェルカーソン)」(1962年)が有名。

◇ポイント②:オゾン層を破壊する「フロン」の存在
 ・成層圏にあり、太陽光線にある有害な紫外線から人間を保護している「オゾン層」
 ・自然界には存在しない「フロン」が、「オゾン層」に風穴を開けていることが判明。
 ・1970年代終り頃から、南極上空に「オゾンホール」が観測され始める。
 ・日本では、その対策として1996年以降、特定フロン(CFC、HCFC)の生産全廃を実施。
 ・ただ、既に使用されている冷蔵庫の冷媒や断熱材などに使われているものの回収・処理が課題。
 ・有害な紫外線(UV-B)が生物のDNAに与えるダメージ
  a)皮膚癌や白内障が増加する。
  b)免疫作用が抑制されて疾病にかかりやすくなる
  c)植物の生育障害による生態系への影響、農作物の収穫減
 ・対策としての国際条約「ウィーン条約」「モントリオール議定書」
 ・日本国内の対策として「オゾン層保護法」「フロン排出抑制法」
 ・回収・処理対策として「家電リサイクル法」「自動車リサイクル法」がある。

◇ポイント③:マイクロプラスチック問題
 ・国連は2017年2月“きれいな海キャンペーン(The Clean Seas campaign)”を開始。
 ・洗剤等に含まれる「マイクロビーズ」からプラスチック全般の規制に移り変わる動向にある。
 ・その中での「マイクロプラスチック」問題の顕在化が、現在の世論の高まりを受けている。
 ・企業の率先した対策動向への期待とともに、エコ検定でも取り入れられることが予測できます。

2019年1月10日 by SHRS(シュルズ)「一級建築士、CASBEE評価員資格者、エコ検定合格」
コメント
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