暮らす、生きる、繋がる、持続可能な未来

人も社会も、成長と負荷を切り離して、落としどころを考える。

エコ検定フォロー講座 No.7

2019-01-11 10:27:59 | ビジネス・教育学習
◇地球環境問題で注目の話題は、やはりプラスチックごみの問題だと思います。
◇我々にとってとても便利な素材ですが、地球の寿命に影響していることに異論はないと思います。
◇現状のeco検定 公式テキストでは扱いが深くありませんが、今年の改訂7版では期待しています。
◇メルマガで「eco検定 公式テキスト改訂7版が1月末に発売予定」との案内がありました。
◇パリ協定やSDGsの採択など情勢の変化を受け、情報の拡充を行っています。との事です。
◇そこで今日は、SDGsとの関連で、eco検定知識としてのプラごみ問題を整理します。

◇ポイント①:SDGs目標7
 ・すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する。
 ・ターゲット7.1
  ⇒2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。
 ・削減しても、生活の中から消えることのないプラスチック製品。
 ・サーマルリサイクルによる熱エネルギー活用も道筋の一つと考えられる。
  (サーマルリサイクルとは、再利用できないものを熱エネルギーとして利用すること。)

◇ポイント②:SDGs目標12
 ・つくる責任つかう責任
 ・ターゲット12.8
  ⇒2030年までに、あらゆる場所の人々が持続可能な開発および自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。
 ・エコ検定の知識を活用し、
  ①プラスチックごみを出さない(リデュース)
  ②再利用を図る(リユース)
  ③の1:原材料として再利用する(マテリアルリサイクル)
  ③の2:熱エネルギー利用を図る(サーマルリサイクル)
 という3Rの循環により、つくる人もつかう人も情報を共有し、意識行動が必要だと思います。

◇ポイント③:目標14 ⇒「目標12との関連する」
 ・海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する。
 ・ターゲット14.1
  ⇒2025年までに、陸上活動による海洋堆積物や富栄養化をはじめ、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、おお幅に減少させる。
 ・これには、我々が消費者としての意識改革によるライフスタイル変換「目標12と関連」が重要。
 ・レジ袋、プラボトル等のプラスチック製品利用を削減する「つかう責任」意識が必要です。
 ・「つくる責任」の事例として
  ①花王はエアインフィルムボトルを開発しているようです。
  ②日本紙製は、水も空気もほとんど通さない紙製品を開発しているようです。
  ③三菱ケミカルは、海水中の生物による分解可能な「生分解プラスチック」を製品化。
 ・海洋汚染の根幹をなす洗剤等に含まれる「マイクロビーズ」という「プラごみ」の問題。
 ・日本は昨年6月に「海洋漂着物処理推進法」を改正し「マイクロビーズ」の使用抑制を推進中。
 ・日本の主要なメーカーは、すでに「マイクロビーズ」の使用を禁止しているとのことです。

2019年1月11日 by SHRS(シュルズ)「一級建築士、CASBEE評価員資格者、エコ検定合格」
コメント
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