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エコピープルおじさんの思い出話「伽藍は消失してガランとしている毛越寺」をミタ

2023-08-05 09:02:03 | 日記

・またまた10年以上前の思い出話になりますが、万人平等のユートピアの構成要素の一つ「毛越寺」。
・その「毛越寺」に、お伺いすることにしましたが、「毛越寺」は「もうつうじ」と読みます。
・「毛越寺事務所発行の拝観時のパンフレット」からの受け売りですが・・・。
・通常、「越」という字は「つう」とは読みませんが、慣用音で「おつ」と読むそうです。
・従って「もうおつじ」と読まれていたようです。
・がしかし、時を経て、言い方の変化で「もうつうじ」と読むようになったとの事です。

・平泉の駅から毛越寺の入り口まで、大人の足で徒歩10分少々で着きます。
・散策の途中、一見、レストランと思わせるような木造平家建ての、こじゃれた建物見つけました。
・コーヒーブレイクでもしたくなるような建物ですが、駐車場の大きな看板には「東北銀行」とあります。
・駅前の観光案内所同様、世界文化遺産の街ですから、町並みへの配慮がなされているようです。

・しばらく歩くと、右手に「旧観自在王院庭園」が目に入ってきます。
・二代目基衡の夫人が造営した寺院とされ、その庭園は、毛越寺と並ぶ浄土庭園の典型とされています。
・その直ぐ隣に毛越寺があります。毛越寺は、二代目基衡、三代目秀衡親子により造営されたとのこと。
・既に伽藍は存在せず、ガランとしています・・・うむっ?失礼・・・ではなく、とても静穏な庭園です。

・これらの庭園は、日本最古の作庭書「作庭記」の思想や技法を伝える池庭とのこと・・・。
・背景と共に自然を象徴する景観をもって仏堂を荘厳し、浄らかな仏の世界を作りだす浄土庭園とのこと。
・境内にある「毛越寺伽藍復元図」を念頭に、伽藍を創造してみるのも良いものです。
・壮大な庭を散策しながら、堂塔40、僧坊500を数えるわが国無二の霊地、在りし日の毛越寺の伽藍を・・・。

・旅の楽しみのひとつに、美味しいものとの出会いがあります。
・中尊寺と程遠くないところに「地水庵」という、大人の蕎麦屋という触れ込みのお店があります。
・人気店なので開店前に行こうと意気込んでいたのですが、店主が体調不良でしばらくお店はお休み!
・次の一手は、平泉駅前の「芭蕉館」。
・午前11時過ぎに着いたので、「まだ早いかなっ?」と思い、お店前のベンチで休んでいたのですが・・・。
・のれんは既にかかっているし、ためらわずに入りました。
・本来は岩手県ですので「わんこそば」が名物なのですが、胃袋と相談し、1杯の温かい「山菜そば」に!
・驚いたのは、入店してまもない午前11時20分頃、「売り切れ」の案内が貼り出されたことです。
・「えっ?もう売り切れっ???」但し予約客は別とのこと。
・奥州藤原家流の殿様商売ですか?・・・きっと、そば打ち職人は、ご主人一人だけだと思います。

・夕食は一ノ関駅前の小さな繁華街で、コンクリート打ち放し建物の「三彩館」で元祖「一口もち膳」を!
・ずんだもち、くるみもち、ごまもち・・・おやつ餅の料理ばかりで食事としては横にある雑煮だけ???
・この餅料理のルーツは、年貢米の査定として毎1日と15日に餅を神様に供える事を課した伊達藩時代。
・白い餅を食べることが出来ない貧しい農民の知恵が生んだ平安息災を祈る慣わしからの料理とのこと。
(お店のガイドチラシを参考に・・・!)

2023年8月5日 by エコピープルおじさん
コメント
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